WLB連載⑥ ワークライフバランス、働き方改革と生産性

  • はてなブックマークに追加
  • Google Bookmarks に追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • del.icio.us に登録
  • ライブドアクリップに追加
  • RSS
  • この記事についてTwitterでつぶやく

―実効性のある生産性向上とは―
如水社会保険労務士事務所  代表  早田  晋一

column2-1-1.jpg

早田 晋一氏

 先日も書きましたが、「生産性」というキーワードが非常に重要となっており、「ワークライフバランス」や「働き方改革」と常にセットになって語られています。

 今やどこでも、人口減少社会の中で働き方改革を実行するには「生産性」を上げることが急務と言われています。確かにその通りなのですが、その考え方はさまざまです。

 一つは、一定の対価を得るために、提供するサービスレベルの質・量を変えて(下げて)いくという考え方です。こちらは、医療業界では、提供される医療サービスそのものの内容について国民的な議論やコンセンサスをとっていく必要があるため、個々の医療機関で進めるのはなかなか難しいのではないでしょうか。

 もう一つは、サービスを提供するのに必要となる業務の効率化を図るという考え方です。こちらはさらに、そのためのアプローチとして、AI(人工知能)やIoT(さまざまなモノ・機械をインターネット通信でつなげること)、ロボットなどを導入するという手法、日常業務そのものを洗い出し分析して個々の作業の無駄を省いて効率化を図るという手法などが考えられます。

 医療業界は、現場で患者さんと接することが不可欠ですから、すべてを前者のような技術化で賄うことはできないはずです(もちろん積極的な導入の検討をすべきですが)。むしろそれぞれの現場レベルで行えることは、後者のように日常業務の洗い出しや見直しを行って、省ける無駄な作業や置き換えられる作業を検討していくことではないかと思います。

 こうした取り組みを各現場で実践できるようにすることこそが、実効性のある生産性の向上につながるはずですし、より強い組織づくりにつながるように感じます。

如水社会保険労務士事務所
〒810-0042 福岡市中央区赤坂1-12-15 読売福岡ビル9F
TEL/092-751-5800 FAX/092-761-1011
URL:http://www.bs-sr.com/ E-mail:hayata@bs-sr.com
facebook:http://www.facebook.com/shinnichi.hayata


九州医事新報社ではライター(編集職)を募集しています

九州初の地下鉄駅直結タワー|Brillia Tower西新 来場予約受付中

九州医事新報社ブログ

読者アンケートにご協力ください

バングラデシュに看護学校を建てるプロジェクト

人体にも環境にも優しい天然素材で作られた枕で快適な眠りを。100%天然素材のラテックス枕NEMCA

暮らし継がれる家|三井ホーム

一般社団法人メディワーククリエイト

日本赤十字社

全国骨髄バンク推進連絡協議会

今月の1冊

編集担当者が毎月オススメの書籍を紹介していくコーナーです。

【今月の1冊, 今月の一冊】
イメージ:今月の1冊 - 88. AI vs. 教科書が読めない 子どもたち

Twitter


ページ上部へ戻る