新専門医制度2018年度開始に「NО」 専門医制度の「質」を守る会が署名活動 制度設計の見直しを要求

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 全国各地の13人の医師が呼びかけ人となって結成した「専門医制度の『質』を守る会」(代表: 安藤哲朗安城更生病院副院長)が、新専門医制度の2018年度開始に反対する署名活動を進めている。

 活動はキャンペーン発信ウェブサイト「Change.org(https://www.change.org/)」上で展開。3月9日から4月20日までに、約1500人の賛同者を集めた。今後、厚生労働大臣に制度設計の見直しを求める要望書を提出する予定だ。

 同会は「19の基本領域の根拠が整理されていない」「プログラム制を基本とするのは働き方の柔軟性に欠け、女性のキャリア形成への配慮が不十分」「基幹病院と連携施設の短期間ローテートは医師偏在対策としての実効性に乏しい」などと主張。

 新専門医制度が開始されれば、地域医療の弱体化、専門医の質の低下につながるとする。

 20年以上、指導医として後進の育成に力を注いできた安藤代表は「専攻医の身分保障も不透明。プログラムは採用人数に制限があり、志望する科や地域を変更せざるを得ないケースも生じるだろう。新専門医制度の影響について、当事者である学生や研修医たちの理解は進んでいない。かつてインターン制度の廃止を訴え、医学生たちは国家試験をボイコットした。若い層が声を上げ、行動を起こす必要がある」。

〈呼びかけ人〉 代表:安藤哲朗(安城更生病院副院長)、共同代表:坂根みち子(坂根Мクリニック院長、現場の医療を守る会代表世話人)、岩田健太郎(神戸大学病院)、遠藤希之(仙台厚生病院医学教育支援室室長)、森田麻里子(南相馬市立総合病院)、佐藤一樹(いつき会ハートクリニック)、満岡渉(諫早医師会副会長)、西原文現(救急医、株式会社МRT顧問)、澤田石順(鶴巻温泉病院、全国医師ユニオン・東京保険医協会勤務医委員会)、中島恒夫(一般社団法人全国医師連盟代表理事)、熊切寛(藤沢湘南台病院副院長)、福武敏夫(亀田メディカルセンター)、橋本洋一郎(熊本市民病院)


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