災害医療通訳を学ぶセミナー

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2月25日(土)神戸市で参加者募集中

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 阪神・淡路大震災時に被災した外国人への通訳ボランティアをきっかけに発足したNPO法人「多言語センターFACIL(ファシル)」が、病院など医療現場での通訳や医療通訳者育成に取り組んでいる。2月25日(土)には、通訳者などを対象とした災害医療について学ぶセミナーを開催。参加者を募集している。

 FACILは、阪神・淡路大震災(1995年)直後、日本語が不自由な外国人に必要な情報がほとんど届かなかったことから、領事館に勤務するなど外国人とのつながりが深かった吉富志津代さんが代表となり、1999年に設立。

 「自分たちが住む地域に多言語環境をつくりたい」と、通訳者や翻訳者との連携を進め、特に病院などで患者と医療者の通訳を行う「医療通訳」に力を入れてきた。

 「医療通訳は『おなかがチクチク痛い』などの患者の微妙なニュアンスや、医師や看護師の専門的な言葉をわかりやすく伝える技術、そして個人情報についての倫理観など求められるスキルは高い」と吉富代表。

 当初は、通訳者は無償ボランティアだったが、今は医療通訳者の重要性を理解・評価する病院なども出始め、病院と患者側が費用を負担するシステムもできてきている。FACILは現在、神戸市内の6病院と提携して医療通訳者を派遣している。

 これまで20回を超える医療通訳のセミナーを開いたが、通訳者が災害医療について学ぶセミナーは初めてとなる。当日は、「災害時における医療の現場―過去の災害対応事例をもとに」と題して、畑吉節未(きよみ)・神戸常盤大学保健科学部看護学科教授が講演。さらに、被災した外国人が受診した先で必要となる通訳の役割について、ロールプレイ(役割演技)などを交えて具体的に学習する。

 吉富さんは、「災害時は独特の翻訳が必要。ロールプレイなどで実践して学んでほしい」と呼びかけている。

■日時
2月25日(土)午後2時〜同5時
■場所
神戸常盤大学
4号館4203教室(神戸市長田区大谷町2-6-2)
■定員
80人(無料、要事前申し込み)
■申し込み方法
メール(facil@tcc117.jp)か電話(078-736-3040)
メールの場合は①名前②連絡先③職業④所属機関・団体名⑤通訳できる言語名⑥通訳経験(年数)を記載し申し込む
■締め切り
2月24日(金)午後6時まで
問い合わせ先
多言語センターFACIL
TEL:078-736-3040
またはメール(facil@tcc117.jp)

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