時代の求める・地域ニーズに対応できる看護の実現
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
平素より、兵庫県看護協会活動に格別のご理解とご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
兵庫県では地域医療構想が策定され、各市町では、地域包括ケアシステムづくりが本格的に動き出しました。
このような中、本会では地域包括ケア推進に向けて、保健師・助産師・看護師職能委員会の活動をつなぐ「三職能交流会」、病院・訪問看護ステーション・福祉施設で相互実習を行う「看―看連携研修」、各支部で取り組んでいる「地域看護職ネットワーク事業」、訪問看護サービスの質の向上を図る「訪問看護導入研修」「訪問看護管理者研修」「機能強化型訪問看護ステーション普及セミナー」などを実施するとともに県内の先駆的な多職種連携実践事例を情報収集・提供して地域の看護提供体制づくりに取り組んでいます。
2016年度の診療報酬改定により、退院後の地域での生活を見据え、入院早期からの退院支援の体制整備をめざし、病棟における退院支援の強化や地域の関係者で顔の見える連携づくりが進められるようになりました。また、退院直後の病院看護師の訪問指導など病院看護師が地域に出て、地域包括ケアシステムの一員として参画できるようになりました。
今年も小児から高齢者まで、障がいや疾病があっても住み慣れた地域で、安心して自分らしい生活が送れ、最期まで尊厳が保持できるよう「いのち・暮らし・尊厳」を守り支える看護の実現に向けて、地域の看護提供体制づくりに取り組みます。
関係団体、関係職種、県民の皆さまと協働して活動していきますのでご協力をどうぞよろしくお願いいたします。