名古屋市立大学病院 病院長 城 卓志

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 新年明けましておめでとうございます。名古屋市立大学病院長の城でございます。皆さまにおかれましては、健やかに新年をお迎えになられたことと存じます。

 昨年は4月の熊本地震を始め10月の阿蘇山の噴火や鳥取県中部の地震、11月の福島県沖の地震など多くの自然災害に見舞われた1年でした。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、皆さまの安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 さて、災害に関してこの地域に目を向けますと、当院のある名古屋市は南海トラフ巨大地震の発生が危惧されている地域であります。南海トラフ巨大地震の発生時には名古屋市南部は津波の被害が予測されており、当院は津波の被害を受けない最前線の災害拠点病院として、災害医療・救急医療に取り組まなければならないことが想定されます。いつ起こるかわからない災害に備えるため、病院を挙げて医療体制の強化に取り組んでまいりたいと思っています。

 また、当院が高度急性期病院としての機能強化を図るべく2015年度から取り組んできました手術室の増設工事が本年3月に終了し、ハイブリッド手術室を含む3室の手術室が新たに4月から稼働する予定です。さらに2017年度に内視鏡室の増設工事を行い、2018年4月からの稼働も目指しています。

 2016年度の診療報酬改定では7対1入院基本料の施設基準が厳しくなっており、次の2018年度の診療報酬改定でもこの流れは続くことが想定されます。加えて、昨年策定されました愛知県地域医療構想では、2025年における高度急性期病床の必要病床数が現在に比べて大幅に減少することが示されました。 このように高度急性期病院を取り巻く環境は厳しさを増していますが、手術室や内視鏡室の機能強化により、これまで以上に重篤な患者さんの受け入れを推進するとともに、医療・介護の連携推進を通じて名古屋市が進めている地域包括ケアシステムの構築に協力し、この地域の中核医療機関として地域の医療機関の皆さまの要望に応えてまいりたいと思っています。

 当院は市民や地域の医療機関の皆さまに信頼され、地域で最も存在感のある病院となるべく精進しておりますので、引き続き当院に対する皆さまのご協力とご支援をよろしくお願いいたします。


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