産業医科大学 学長 東 敏昭

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新たな成長点を模索して

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 新年、明けましておめでとうございます。旧年中に皆さまから賜りましたご厚情に感謝いたしますとともに、本年も引き続きご支援、ご鞭撻をいただければと存じます。

 昨年、申年は「騒ぐ年」といわれるそのままに、世界で予期せぬ事象が多々あり、今年「ものが熟すこと、収穫期」を表す酉年もアメリカ、欧州各国のリーダーの交代、あるいは選挙に伴う変化がどのように世界の安全保障、経済に影響を与えるか、不安の年の幕開けとなりました。一方で、酉の字の由来は口の細い酒つぼだそうで、原義のように「実り熟す」結果になればという期待もあります。

 医科大学を取り巻く環境も、国公立、私学を問わず厳しい状況が続きますが、教育、研究、診療に成果をあげなくてはいけません。明日の医療を、そして本学では産業保健を担う優秀な人材を育てるための改革を、一層進める必要があります。新たな専門医制度の試行、医学教育の改編が当面の課題です。そのインフラでもあり、また、地域の中核医療機関として病院機能の向上のために新たな病棟の建設、設備整備の準備を進めています。

 産業医科大学では、昨年、国の大綱に基づき、ストレス関連疾患予防センターを開設しました。過重労働など働き方による健康障害予防に関する研究並びに成果を生かしての専門家育成のための組織です。まずは講師育成のための「過重労働による循環器疾患及び精神障害の予防に関する研修会」を開始し、今後も各所で実施していきます。現場の課題に対応した研究、成果の普及には、開学以来、本学が輩出し、各地で活躍する人材が力となっています。

 開学40周年を来年に控え、昨年末に実施した東京での認定産業医資格取得のための産業医学基礎研修会に続き、今年は、本学出身者以外を対象とした産業医学基本講座、実務経験研修、就職紹介を始めとする通称「東京プロジェクト事業」をスタートさせます。このプロジェクトは、九州に位置する本学がともすれば地方大学と目されがちですが、産業医学の振興、人材育成の中核であることを自覚して、国内外において、産業医科大学の存在感を一層高めることを目指した試みです。

 皆さまには、今後も本学の事業について、一層のご理解、ご支援をいただければ幸いです。


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