広瀬病院 広瀬 友彦 院長

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質の高い整形外科医療を心をこめて提供する
Jリーグ・カマタマーレ讃岐のチームドクタースポーツ医療で社会貢献を

【ひろせ・ともひこ】 香川県立高松高校卒業 1984 順天堂大学医学部卒業 順天堂大学附属順天堂医院および関連病院 1990順天堂大学医学部大学院修了(医学博士) 米国・テネシー大学医学部およびキャンベルクリニック留学 1996順天堂大学医学部整形外科講師 1999医療法人社団研宣会広瀬病院理事長・院長

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◎地域に根差して50年

 父が高松市瓦町に広瀬整形外科という19床の有床診療所を開設したのが当院の始まりです。昨年、開設50周年をむかえました。

 現在は医療法人社団研宣会に改組し、スポーツ整形やリウマチ、関節外科、手の外科など整形外科に特化した質の高い医療を提供しています。

 私はJリーグに所属するカマタマーレ讃岐のチームドクターを務めていますが、これは、私のサッカーに対する情熱の表れです。言い方は悪いのですが、一種の「サッカー馬鹿」といってもいいくらいに熱が入っている。

 中学時代に部活動でサッカーを始め、県立高松高校、順天堂大学の医学部サッカー部でボールを蹴ってきました。私が在籍していたころの順天堂大学は、医学部と体育学部(現・スポーツ健康科学部)の2学部しかなく、両学部の男子学生は一緒に寮生活をしていました。

 6人部屋で互いのプライバシーは無いも同然ですので、お酒や夜遊びも含めて人間関係が鍛えられました。これは順天堂の伝統で、いまも続いているようです。

◎チームドクター

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試合に帯同する広瀬院長(左から2人目)
写真提供:カマタマーレ讃岐

 1993年にJリーグがスタートすると、全国各地にプロサッカーチームがたくさん生まれました。香川でも2000年ごろからJリーグのチームを作ろうという動きが盛んになります。

 カマタマーレ讃岐は、もともと県内高校サッカーの古豪・高松商業高校の関係者が発足させたクラブです。私がチームに関わり始めたころは四国サッカーリーグという地域リーグに所属していましたので、カマタマーレ讃岐にはJリーグに加入する前から関わっていることになります。

 現在はチームドクターとして選手を支えています。チームドクターは、ホームゲームはもちろん、アウェーゲームでもチームに帯同します。Jリーグでは選手の健康を厳しく管理しており、チームドクターがベンチに入るのがルールなのです。ですから、チームドクターは1人ではできません。何人かの医師がチームに登録して持ち回りで帯同しています。

 古株ということもあって私がドクター陣のチーフを務めています。各試合に誰が帯同するかを調整をしたり、シーズンが始まる前に選手が必ず受けるメディカルチェックを当院で行ったり。選手がけがをした際も最初は基本的に当院で診療するということになっています。

 ドーピング(薬物使用)に関することもそうですが、とにかく医療面に関係することはなんでも担当しています。

◎1日でも早く、1日でも長く

 サッカーに限らず、プロスポーツにおいては病気やケガのリスク管理が選手生命を左右することもあります。

 医師は、「1日でも早く復帰させてあげたい」ということと、「1日でも長く選手としてプレーさせてあげたい」という二つのテーマを達成するために選手を治療します。もっとも、この二つは同時に達成することが難しい相反するテーマにもなりうるわけです。

 早く復帰させようと思ったら時間をかけて治療することができないし、逆に選手生命を延ばそうと思ったら、じっくりとリハビリに時間をかけたい。

 二つのテーマをそれぞれ最も良い割合で両立させるためには、やはり選手との信頼関係が重要になります。選手はとにかく試合に出たい、休みたくないと主張しますので、場合によっては選手の意志と異なる判断をすることもあります。そんな時にこちらが言うことや勧めることを聞き入れてもらうためには、普段から信頼関係がないと難しいんですね。

 だから、私は自分が帯同しない場合でも試合に足を運び、ロッカールームで少しでも選手とコミュニケーションをとるようにしています。

 また、監督やコーチとも意見交換しますが、一番大切にしているのが、選手の体のことを一番理解しているトレーナーとの会話です。選手もトレーナーの意見には耳を傾けるので、医師としての意見を伝えてディスカッションしておくことが必要なのです。

◎医療を通じた社会貢献

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メディカルフィットネス「アズーリ」

 まずは「地域の患者さんを診療する」というのは当たり前のことですが、改めて考えてみるとすごく大事なことだと実感しています。

 当院は整形外科の専門病院ですが、父も整形外科医でしたし職員もずっと整形外科で働いているわけで、これはわれわれの持っている強み、武器のようなものだと思うのです。地域医療に貢献するにしても、よりどころにすべき部分を生かすことをまずは考えるべきだと思います。

 高齢社会になって膝が痛い、腰が痛いと訴える方が増えています。年齢を重ねて運動機能が落ちるということは誰もが経験することですが、健康寿命を延ばすためには運動機能を維持しなくてはいけません。

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 手術を含めた急性期の治療だけでなく、リハビリテーションを中心とした回復期、在宅に復帰した後の慢性期、さらに健康なときから運動機能を鍛えて健康増進に努める予防まで、運動器に関わるすべてのステージで私たちの培った技術と経験が役に立つと思います。

 病院の5、6階に併設するメディカルフィットネス「アズーリ」を造ったのは、東京から郷里に帰ってきたとき、香川県の車社会の弊害を感じたからです。安全で適切な運動プログラムと、それを実践できる場を提供したいと考えました。病院理念に掲げている「地域貢献」は、なにも地域スポーツに関わっているとか、チームドクターをしているから、ということではないと思うのです。

 地域のために活動するなら、病院の中だけにとどまらずに外へ出ていくべきだと考えていますが、その際もあくまで医療が中心です。私たちはあくまで医療者ですので、本業である医療を一生懸命にやることが地域貢献になると、そう信じています。

医療法人社団 研宣会 広瀬病院
高松市松縄町35-3
TEL:087-867-9911(代表)
http://www.hirose-hosp.or.jp

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