鹿児島県看護協会 会長 田畑 千穂子

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 新しい年を迎え、謹んでお慶び申し上げます。

 鹿児島県看護協会は、会員1万1869人(2016年12月現在)で、公益社団法人として6年目を迎えております。県内で就業している看護職は3万人を超え、人口10万人当たりでは全国2位となっています。しかし、本県は28の有人の島々を含む南北600kmという地理的な特徴が故に、看護職の確保が深刻化しているのも事実です。

 さて、超少子高齢化社会に向けた地域医療構想に基づき、地域包括ケアシステムの構築を推進する中で、訪問診療や訪問看護等の充実や医療機能を内包した施設系サービス等の在宅医療提供体制の充実が課題となっております。

 本会は日本看護協会の看護の将来ビジョン「いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護」の実現に向け、医師会や関係団体とともにまい進して参ります。

 具体的には、子育て支援(日本版ネウボラ)、看護基礎教育制度の改革、看護師のクリニカルラダーを活用した継続教育の拡充、訪問看護師の人材育成、人材確保対策等です。中でも、規制緩和改革実施計画(2016年6月2日閣議決定)を踏まえた死亡診断に関わる法医学等に関する看取り研修と看護師による死亡確認への動きは、離島へき地の看護師たちは「待ちに待った時がきた」と期待を膨らませております。

 そして、地域医療を支える看護職として高度看護実践能力を持つ看護師の活躍が注目されています。今春に、病院施設では九州初となる鹿児島大学病院の「看護師特定行為研修センター」の第一期生7人が卒業となります。特定行為研修修了生の活動は、地域医療の在り方やチーム医療に新しい風を吹かせてくれるものと確信しております。

 また、同センターでは、離島へき地で活躍できる科目区分の追加の検討がすすんでいるとお聞きしております。是非、九州各県の多くの看護師たちに特定行為研修を目指してほしいと念願しています。

 最後に、今年は奄美群島が世界自然遺産登録へ動き出し、2018年にその結果が発表となります。豊かな自然を守りつつ、住み慣れた地域で最期まで暮らせるような社会の実現に向けて、県民の皆さまのニーズに応えられる職能団体としてさらに貢献したいと考えております。

 今年も、どうぞよろしくお願いいたします。


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