みかどクリニック 三角 大慈 院長

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独自の「心音治療」を確立子どもには、ものすごい力がある

【みすみ・たいじ】 大分県立高田高校卒業 1977 山口大学医学部卒業 東京女子医科大学整形外科入局 現代医学に矛盾を感じ、東洋医学、整体、食養を学ぶ。鍼灸治療の研究にも取り組み、母親の心音を微弱電流に変換して子どものツボに流す「心音治療」を確立 2007 心音装置「mamaheartone 932」を開発 2009 みかどクリニック開設、院長就任

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◎母子の絆が揺らいでいる

 江戸初期に日本に来たスウェーデンの医学者、カール・ツンベルクや、明治初期に来日し、東京大学の教授にもなったエドワード・シルベスター・モースは、当時の日本について、記録を残していました。

 その中に書かれた、当時の子どもたちに関わることには、共通点があります。子どもへの禁止や不平の言葉はめったに聞かれず、たたく、殴るなどもない。日本は子どもの天国である。子どもたちはみんな大人たちから愛情たっぷりに育てられ、両親や老年者を尊敬する...。子育てに成功している国である、と書かれているのです。

 150年経った、今の日本はどうでしょう。子どもを頭ごなしに叱る姿があちこちで見られ、雨が降って自分は傘をさしていても、子どもが濡れていることには気づかないようなお母さんが増えているように感じます。

 子どもが泣くと、口にお菓子を放り込んで黙らせるのは、もはや、子育てではなく、エサやりです。なぜ、そうなってしまったのでしょう。

 母と子の絆という、根幹の部分が揺らいでいるからだと思います。昨今の病院でのお産には、母親の母性がうまく育まれない環境が多くみられます。不自然な形でのお産、赤ちゃんが生まれてすぐの別室。これでは、母親の母性の覚醒は生まれないのではないでしょうか。

 「子育ては楽しいものである」というのが私の持論です。ただし、子どもが健康である場合、という条件が付きます。今、その子どもたちの"元気"がそがれていると感じています。子どもが病弱だと、子育ては母親にとって大きな苦しみを伴います。余裕がなくなり、母子の絆はますます危ういものになっていってしまうと思います。

◎母親の心臓音に着目

 私は、母子の絆を強くするため、母親の「心音」に着目しました。子どもたちが、お母さんのおなかの中で聞いていた心臓の音です。長年、鍼灸治療に取り組んでいた私は、母親の心音を録音し、子どもの背中と腰にある2カ所のツボに通電して"聴かせ"たのです。

 この「心音治療」をすることで、まず変わるのは、お母さんです。子どもの様子の変化に気づくようになります。お母さんが変われば、子どもが変わり、子どもが変わればまたお母さんも変わっていく、この双方向性で子どもはどんどん"元気"になっていくのです。

 私のこれまでの経験では、この「心音治療」がもっとも力を発揮するのは、生後13カ月までの子どもです。その次が、3歳までです。基本的には、7、8歳まで治療効果があります。

 通常は、子どもに付き添ってきた母親の心音をその場で録音して「心音治療」をしますが、妊娠中の心音を使った症例も数例あります。妊娠中の心音は、年齢などの制限がありますが素晴らしい治療効果があります。妊娠中の心音を使った「心音治療」で胎生期治療が可能となるのでは?などと空想の翼を広げては、ほくそ笑んでいます。

 子どもと大人は違います。子どもは日々成長しています。この成長する力を引き伸ばすことが小児治療では大事だと考えます。この成長する力を引き伸ばすために、私は母子の絆に着目しました。そして誕生したのが、この「心音治療」です。「心音治療」で母子の絆が強くなると、子どもは元気になってきます。元気になると病気は自然と消えてなくなります。子どもの病気にはこのようなところが多分にあると考えます。子どもは自分の力で熱を乗り越えるとすごく自信が付き、強い子に育ちます。今は、母親が自分の不安を消し去るために、安易に解熱剤を使っています。これでは、強い子は育ちません。日本の未来に、大きな不安を感じます。

 子どもには、ものすごい力があります。子どもが元気になれば、家の中が明るくなります。泣いてばかりだった子どもが笑っていれば、おじいちゃんおばあちゃんも、かわいがり、夫も早く帰宅します。家の中が幸せのオーラで包まれます。それだけの影響力を、子どもは持っているのです。

◎西洋医学=父 東洋医学=母

 私は、山口大学医学部を卒業し、東京女子医科大学整形外科に入局しました。しかし、私の求める医療は、西洋医学には、ありませんでした。そして、東洋医学の道を歩むことにしたのです。私のクリニックでは、夜泣きや喘息(ぜんそく)、アトピー性皮膚炎などの子どもとそのお母さんに対して、「心音治療」と漢方薬の処方をしています。

 西洋医学と東洋医学は、家庭で言うと、お父さんとお母さんのような役割です。例えば細菌感染には抗生物質が効くというように、外から入ってきた敵には西洋医学が効果的です。一方で、慢性的な不調などは、東洋医学が得意とするところです。

 現在、漢方医学に取り組む医者も多くなってきていますが、西洋医学と東洋医学の両方がバランスよく、存在するのが理想だと考えています。

三角 大慈 みかどクリニック院長の著書/赤ちゃんの 夜泣き・ぐずりが ピタリとやむ たったひとつの方法

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コスモ21
定価1200円+税
136ページ

心音治療を通して、抱っことかおんぶ、添い寝といった母子が直接ふれ合う子育てが大切なのは、子どもが母親の「心音」を感じて安心できるからだとわかりました。

「心音」の力によって母子がより強く絆を結ぶこともできるのです―「はじめに」より

みかどクリニック
福岡市中央区大名2-4-33 トートレビル3階
TEL.092-724-5058
http://www.m-clinic.org

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