如水コンサルティング 早田社会保険労務士事務所　代表　早田 晋一 - 九州医事新報毎月20日発行 -

如水コンサルティング 早田社会保険労務士事務所　代表　早田 晋一

　「ワークライフバランス」と聞くと、何となく違和感を持つ方もいらっしゃいませんか？「医療現場の実態からかけ離れた理想」「お役所から押し付けられたもの」というイメージもあり、確かにひと昔前まで多くの人がこのような違和感を持っていたように思います。

　しかし、国が現在強力に推し進めている「働き方改革」の一つの大きなポイントがワークライフバランスです。すでに一部の企業では改革に積極的に取り組みつつあります。以前と違い、最近は法人や企業が経営を維持していくために必須の取り組みだととらえられ始めています。

　日本の人口はこれからも減少していき、医療現場で働く職員さんの人数にも確実に影響します。その中で重要となるのが、様々な制約がありながらも高い能力や知識を持つ多様な人材を確保することではないでしょうか。そのためには、長時間の勤務が必ずしもすべての価値観とはならない働き方、つまりワークライフバランスの視点が求められます。さらに現場での意識改革や効率的な仕事の進め方の浸透などの取り組みが不可欠です。

　当事務所では、こうした取り組みを含め、医療機関の「人」に関する課題の具体的な解決に向けたご支援をしております。