社会医療法人 厚生会 多治見市民病院 岡本 博之 病院長

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強みを打ち出し、地域に貢献

千葉県立安房高校卒業 1986 岐阜大学医学部卒業 同附属病院臨床研修医 1988 医療法人厚生会木沢記念病院小児科 2010 社会医療法人厚生会多治見市民病院副院長兼小児科部長 2013 同病院長

 多治見市民病院は2010年4月に指定管理者制度を導入し、社会医療法人厚生会が運営に携わっている。

 2012年には新病院が完成し、新たな歴史を歩み始めた同病院。岡本博之病院長に話を聞いた。

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◎意思決定がスムーズに

 社会医療法人厚生会は、当院と木沢記念病院(美濃加茂市)という2病院を有しています。

 厚生会の山田實紘理事長は、地域の住民に、より上質な医療を患者さんの目線に立って届けたいとの思いで法人を運営しています。

 指定管理者制度導入に伴って、従来の99床から増床し、現在の許可病床数は250床です。

 公立病院のころは、どうしても意思決定に時間がかかりがちでした。しかし運営が民間となったことで、機器購入などの意思決定が、とてもスムーズになりました。

◎最先端の医療を提供

 1.5TMRA・血管造影装置、64列128スライスCTなどの機器を多数そろえ、必要に応じて母体である木沢記念病院の最先端機器を用いて患者さんにより良質の医療を提供していきたいですね。

 医師は最先端の機器を使って、いい医療をしたいとの思いがあるものです。最先端機器を導入することで医師の満足度があがり、最終的には患者さんに還元されるといういい循環になっていると感じています。

◎開かれた医療を提供

 ここから5分ほどの場所に県立多治見病院があります。同病院と共に地域医療を担いながらも独自性を保ち、さらに、当院ならではの強みを打ち出していかなければなりません。

 現在、整形外科では愛知医科大学の出家正隆教授に外来に来ていただいています。出家先生は膝関節外科の大家とも呼べる人です。その知識、技術をこの地域の患者さんにも提供していただいています。

 小児科では、発達障害、自閉症、多動症、学習障害などの疾患を数多く診ています。循環器内科では虚血性心疾患に対して、心臓カテーテルを用いた治療をしています。

 また、少しでも開かれた医療を提供したいとの思いから内科、小児科の休日診療に関しては、比較的軽度の症例にまで門戸を広げて対応しています。

◎患者さん中心の医療を

 関連病院に400床の木沢記念病院があるので、両病院間での意思疎通がスムーズです。

 当院で治療できない患者さんは木沢記念病院へ、一方、同院の患者さんのフォローなど同一法人ということもあり、病病連携は他の病院以上に強いものがあります。関係性が強い病院があるということは病院にとって大きなメリットになるのです。

 病診連携でも開業医の先生たちと力を合わせて地域を支えています。これからの時代、患者さんの取り合いでは良い地域医療をできません。私は定期的に地域の病院・診療所を訪問し、顔と顔を合わせてじっくりと話を聞くようにしています。地域ぐるみで患者さん中心の医療を提供していくことが、これからは求められているのです。

◎チーム医療の徹底

 当院はセクション間の垣根がなく、風通しのよい職場環境だと思います。

 高齢者は一つの疾患だけでなく、さまざまな疾患を合併しているので、診療科間で情報共有をすることが何よりも重要です。

 良い医療をするうえで、病院内のセクショナリズムは必要ありません。医療の中心は、あくまでも患者さんであって、そこに内部の問題を持ち込むことに意味はないのです。

 どんなに素晴らしい医師がいたとしても一人でできることには限界があります。そして医師が優秀であればあるほど、その力を発揮するためには、より強いチームが求められます。理事長は常々、「医師とメディカルスタッフは縦関係ではなく、横の関係だ」とチーム医療の重要性を説いています。患者さんをチームで支えていくのが社会医療法人厚生会の基本姿勢なんです。

◎全ての職員が「病院の顔」

 医療職、事務職問わず、職員の接遇が良いことも当院の誇れるところです。患者さんにとっては医療従事者だけでなく、すべての職種が病院の顔なのです。帰り際「お大事に」というたった一言でも患者さんが受ける印象は随分と違うのではないでしょうか。

 患者さんに不快な思いをさせることは、絶対にあってはならないし、決して病院のためにもなりません。これからも病院全体で切磋琢磨(せっさたくま)し、接遇に力を入れていくつもりです。

◎ゲームのし過ぎに警鐘

 小児科医として、テレビやスマートフォンなどを使ったゲームと子どもとのかかわり方に、危惧を抱いています。

 人間としてまだ成熟しきっていない状態でゲームの世界にのめりこむのは危険だと思います。幼少時からゲームにのめり込むあまり、人との接し方を学べず、人と顔を見合わせて会話することができない大人になってしまう可能性があるのです。

 将来的には学校などの集団になじめず、引きこもりなどを引き起こしかねません。発達障害などの場合もありますが、そういう傾向があったとしてもゲームに出会わなければ、違う生活を送れたかもしれないのです。自閉症や多動性障害などの傾向を助長してしまうかもしれないのが、テレビゲームではないでしょうか。

 しかし、ゲームをさせるな、ということではありません。「中毒」を防ぐため、ゲームは1日何分以内などのルールを親子で定め、守る必要があるでしょう。

社会医療法人 厚生会 多治見市民病院
岐阜県多治見市前畑町3丁目43番地
TEL:0572-22-5211(代表)
http://kouseikai-tajimi-shimin.jp/


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