医療法人 徹慈会 堀 病院 宇髙 毅 理事長・院長

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国内初、4K内視鏡を導入
―最新・最適の感覚器医療を福山の地で

愛光高校卒業 1996 産業医科大学医学部卒業  同大学耳鼻咽喉科学教室入局 2007 九州労災病院耳鼻咽喉科部長 2008 熊本労災病院耳鼻咽喉科部長 2010 堀病院 2011 堀病院理事長・院長

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― 高いレベルで安定した手術数は、中国地方でも有数の耳鼻科専門病院の証ですね。

 耳鼻科と眼科ともに、手術については大学病院と同じレベルのものを提供していると自負しています。特に耳の手術件数は一部の大学病院をおさえ中四国地方で7番目に多い実績があります(2014年実績)。

 もっとも、当院は「手術ありき」で治療を進めているわけではありません。たとえば、耳鼻科のサージ(手術)センターのような手術を専門にする病院は国内に数多くありますが、私たちは手術以外の突発性難聴やのどの炎症などの良性疾患にも対応しています。手術専門病院であれば診る必要のない疾患ですので、当院の大きな特長だと思います。

 手術については、当院の医師のほか、手術の腕が確かで個人的なつながりのある医師に来ていただき、執刀をお願いしています。東京・大阪・福岡など全国各地の第一線の医師たちですので、ある意味では総合病院の眼科や耳鼻科よりも充実しているでしょう。

 外から医師を呼んで違う技術に触れると、自分たちの手術の腕を向上させることができます。さまざまな医師がディスカッションする現場はまさに大学病院のそれであり、当院の医療水準を維持するための生命線だと思います。

― どのような疾患が多いのでしょう。

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国内で初めて導入した「4K外科用内視鏡システム」(ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ製)。ハイビジョン映像の約9倍、829万画素の鮮明な画像を、幅126cm× 縦77cm(55インチ)の大型ディスプレーに映し出す。豊富な色再現性によって微細組織や血管などの識別が容易になった。ディスプレーは反射光を抑制する特殊加工がされており、繊細な手術のストレスを低減する。写真では、宇髙理事長の握った手の中を映している

 いわゆる蓄膿症(慢性副鼻腔炎)や、アレルギー性鼻炎、あとは慢性中耳炎などに対する手術治療がメインになります。手術が必要ないものでは、めまいや突発性難聴、顔面神経まひ、のどの急性炎症などが多いですね。

 治療方針として念頭に置いているのは、可能な限り最新で最適、最良の医療を提供しようということです。

 われわれのような地方の開業医はとかく狭い世界に閉じこもりがちで、最新の医療から離れていく傾向があります。しかし、当院を頼りにしていただいた患者さんに対してそれは失礼で、持てるものを最大限発揮して応えたいと思います。

 そのためには最新の医療機器を導入することが必要です。昨年は4Kの画質を実現した内視鏡カメラを導入しました。ナビゲーションシステムも導入していますので、鼻の中のどこに器具があるのかはっきりと視認することができます。

 こういった機器がなくても手術自体はできますが、医療の最先端に触れるためにも意味のある投資だったと思います。

― 4K内視鏡の導入は国内で初めてですね。

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オートフォーカス機能やデジタルズーム機能を搭載したコントロールユニット

 私が耳鼻科医になったころは、小さなブラウン管画面を見ながら手術していたのですが、それと比べると4Kカメラはまったく別のものです。ハイビジョンの9倍の画素数ですので、高解像度の映像を大きなディスプレーで見られるようになりました。これに慣れてしまうと、ハイビジョン画像でも手術しづらくなるほどです。微妙な色調の変化もわかりやすくなり、手術の安全性も向上しました。

― 患者さんの待ち時間を短くする試みも進めています。

 患者さん目線を大事にするのなら、なるべく病院にいる時間を短くするべきだと思います。治療方針や手術の内容についてていねいに説明する時間はもちろん必要ですが、それ以外のたとえば受付時間などはなるべく短くすべきでしょう。患者さんの情報を一元的に管理するPOSレジを導入したり、検査もスムーズに短時間で終えるように工夫しています。

 あまり急激に進めると「あそこは流れ作業だ」と言われる可能性もありますので、機械的な対応にならないように配慮しながら、患者さんをお待たせしない病院を実現したいと思います。

― 堀病院を継承して5年が経ちました。

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 福山市は私にとってまったく縁のない土地でしたので、来た当初は「お前はだれだ。何をしに来たんだ」という状態でした(笑)。これまで人に恵まれ、たくさんの方に支えられたと実感しています。自分ひとりではここまでのことはできませんでしたから。

 はじめは患者さんの紹介もほとんどなく、とにかくさまざまな活動に参加させていただき、地域医療に貢献したいということで紹介をたくさんいただくようになりました。いまでは耳鼻科と眼科で年間約600〜700件の紹介があります。

 福山市は広島市と岡山市のちょうど中間地点ですね。両方の診療圏内にあるという利点がある反面、「医療のはざま」のような現実もあり、大学病院がないため、わざわざ広島や岡山まで通っている方も多くいます。そういった状況はなにより患者さんの負担です。悪性腫瘍などは別にして、耳鼻科の良性疾患は当院で完結させたいですね。

 そのためには大病院と同程度の設備を持たないと患者さんに対して失礼でしょう。適切な投資で大学病院にも負けない設備を導入し、名医を遠くからでも呼んで手術をする、それが患者さんにとって望ましい病院の形だと思います。

医療法人徹慈会 堀病院
広島県福山市沖野上町3丁目4番13号
TEL:084-926-3387(代表)
http://hori.or.jp/

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