甲状腺・副甲状腺専門 やましたクリニック 山下 弘幸 理事長・院長

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甲状腺・副甲状腺疾患に、適切な治療を継続して提供する
― 定評ある手術を中心に複数の治療法で甲状腺疾患に対応

大分県立日田高校卒業 1982 徳島大学医学部卒業 1982 九州大学医学部第一外科研修医 1990 Cincinnati Children' s Hospital 1995 野口病院外科 九州大学医学部附属病院非常勤講師 1999 野口病院副院長 2006 やましたクリニック院長 2012 医療法人福甲会やましたクリニック理事長

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◎甲状腺治療で全国有数

 代表的な甲状腺疾患であるバセドウ病について、福岡県内では数少ない外来での放射線治療が可能であり、さらに県内で実施するバセドウ病手術の約90%は当院で実施したものです。

 手術数はかなり多く、2014年に「週刊朝日」が調べた結果では、甲状腺がんの手術件数が全国で4位でした。ランキング上位に入った他の施設はほぼすべてが病院か医療センターですので、クリニックでこれだけの手術をしているのはかなり健闘しているといえるでしょう。手術件数で、甲状腺治療の総本山ともいえる野口病院(別府市)に近づけたのは感慨深いですね。

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 現在、7人の常勤医師が在籍し、うち1人は常勤麻酔医です。外科の5人の医師はすべて甲状腺外科専門医なので、高い診療レベルを担保できていると自負しています。

 院内には甲状腺ホルモンを計測する最新の機器も置いており、複数のサンプルを約30分で自動測定できます。その日のうちに結果がわかるのは患者さんにとってメリットが大きいですね。中小の病院では病理検査を検査センターに依頼することが多いのですが、それでは専門分野の研究が育ちませんので院内検査を充実させています。

◎バセドウ病治療に強み

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院内に最新の検査機器をそろえた

 当院で治療されている方に多いバセドウ病は、軽症例も含めると国民の200〜400人に1人程度の割合で発生します。専門に治療できる外科医が少なく、他分野と比較して社会的投資が少ないのが特徴です。古くからの治療薬であるメルカゾールは副作用が比較的多く、患者さんの数が多い割に新しい治療薬の開発は進んでいません。

 バセドウ病は甲状腺ホルモンの異常で発症します。一番わかりやすい症状は甲状腺の腫れ(首の腫れ)です。他には眼が飛び出す(突眼)とか手の震えなどの症状が代表的です。動悸を感じたり食事が多くなったのにもかかわらず体重減少をきたした場合もぜひ受診していただきたいですね。

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4台の手術台をフル回転させる

 圧倒的に女性に多い病気であることが特徴です。妊娠にも影響する疾患ですので、症状のあるなしに関わらず、女性は成人を機会に一度検査を受けてみてもいいかもしれません。

 男性は、症状を我慢して放置することで甲状腺が大きくなる方が多いですね。そうなると、脳梗塞の原因ともなる心房細動を起こすこともあります。バセドウ病とはつまり、甲状腺が過剰に甲状腺ホルモンを産成しているということで(甲状腺亢進状態)、身体が常にストレスにさらされている状態です。交感神経を絶え間なく刺激しますし、骨粗しょう症にもなりやすい。痛みもないため軽く考える方もいますが、健康で長生きしたければ、放置せずにきちんと治療すべきです。

 メルカゾールを服薬して甲状腺ホルモンの分泌を抑えるのが一般的な治療法ですが、副作用が生じることもありますし、甲状腺ホルモンのコントロールが非常に難しく、数値がなかなか下がらないこともあります。

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 手術による甲状腺切除や放射線治療を選ぶこともできますが、どちらも一長一短あるため、迷う方も多いですね。

 手術の良いところは、甲状腺機能亢進状態がすぐに治癒するということで、早くて確実です。腫瘍のある方や甲状腺が大きい方、たとえば甲状腺の大きさが100㌘以上だったら手術をおすすめします。

 放射線ヨード(アイソトープ)を内服して甲状腺を破壊する治療は手術痕が残りませんし時間はかかりますが、必ず効果があります。ただ、女性であれば妊娠への影響があり、効果に個人差もあります。大きな甲状腺だと効果が出るのに時間がかかりますし、放射線による甲状腺の炎症で気道が狭くなって、呼吸苦が生じることもあります。

 患者さんが置かれたさまざまな状況によって選ぶ治療法が違ってきますが、当院は三つの選択肢(手術、服薬、放射線)をすべて持っているので患者さんに選んでいただくことができます。選択肢を持たない病院やクリニックもありますので、患者さんが「治療法を選べる」というのは当院の強みだと思います。

医療法人 福甲会 やましたクリニック
福岡市博多区下呉服町1番8号
TEL:092-281-1300(代表)
http://www.kojosen.com

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