がん患者会の現状を共有しこれからの活動を考えよう

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福岡県のがん患者団体が交流会

福岡県健康増進課・福岡市地域医療課・九州がんセンター・福岡大学病院も支援団体として参加

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 福岡市中央区荒戸のふくふくプラザで6月26日、福岡県がん患者団体交流会があった。主催は、がん・バッテン・元気隊(波多江伸子代表)で6回目。19団体のメンバーと来賓合わせて55人が集まった。総合司会を元気隊の山内千晶さんが担当した。

 来賓あいさつの後、主催者代表の波多江さんが「患者会の現状とこれからについて考えてみましょう」と問題提起。患者会の役割を、①自分のため②仲間のため③社会のため、として、「自腹で、やみくもにがんばってきた人も多いのではないか」と問いかけた。

 さらには、これから考えるべきこととして①設立世代の高齢化と世代交代②患者会の意義と目的の明確化③合理的な活動計画と実施④資金の調達⑤他団体との連携⑥医療機関との協力⑦行政の支援⑧ネットリテラシー(正しい情報の選択)の啓発⑨SNSやメディアを通しての広報を挙げた。

 グループワークでは参加者を七つの班に分け、波多江さんの問題提起を軸にグループ討論。大変な状況にあるのは自分たちだけではなかったことが情報共有され、盛り上がった。

 参加した患者会は次の通り。

▶あけぼの福岡▶飯塚病院乳がん患者会さくら会▶がんサロンちっご虹の会▶九州肝臓友の会▶矢津クリニック緩和ケアサロンほっと一息▶九州がんセンター乳がん患者会たんぽぽの会▶市民ホスピス・福岡分科会がんを語る集い▶乳がん患者会あすかの会▶浜の町病院南風の会▶ハートの会▶福岡赤十字病院乳がん患者の会たんぽぽの会▶福岡山王病院山王花かごの会▼福岡大学病院腫瘍センターボランティア▶リボンの会▶NPO法人がんを学ぶ青葉の会▶NPO法人ストップ・ざ・がんの会▶NPO法人福岡がんサポートセンター▶がん・バッテン・元気隊▶元気隊がんサロン/元気隊ピアサロン

 代表の波多江伸子さんのコメント=がん・バッテン・元気隊は福岡県のがん患者団体ネットワーク。県内には60超の患者会やサロンがあるが、長年、無償のボランティアとして、悩めるがん患者と家族を支え続けてきた団体代表や運営者は、高齢化もあって疲弊している。がん治療情報や患者同士の交流はインターネットやSNSでも可能だが、医療者や社会資源と連携した患者会の、顔の見えるピアサポートは患者家族の安全な拠り所。存続のために医療機関や行政のさらなる理解をお願いしたい。

告知・第6回九州がんセンター市民公開講座「明るい緩和ケア!地域で支えるあなたの思いといつもの暮らし」9月10日(土)午後2時から、福岡市天神のエルガーラ大ホール。入場無料。定員500人。要事前申し込み。問い合わせは☎092・541・8100。


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