兵庫医科大学病院 難波 光義 病院長

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がん診療を強化し地域に根差した先進病院へ

難波 光義(なんば みつよし) 1969 大阪府立大手前高等学校卒業 1976 大阪大学医学部卒業1978 同第2内科入局 1983 学位取得 大阪大学医学博士 英国ロンドン大学Royal PostgraduateMedicak School(Prof.S.R.Bloom 主宰) 留学 1985 大阪大学医学部第2内科助手 1989 健保連大阪中央病院内科医長 1990 大阪大学医学部第2内科助手 1997 同講師、医局長兼務 2000 兵庫医科大学第2内科助教授 2003 同教授 2009 同主任教授 同病院副院長(兼務) 学校法人兵庫医科大学理事(兼務) 2013 兵庫医科大学内科学糖尿病・内分泌・代謝科主任教授 2014 同病院長(兼務) 2015 同病院長(専任) 学校法人兵庫医科大学理事(兼任)

 兵庫医科大学病院は、年間約2万人の新入院患者(うち手術件数約1万件)および1日約2200人の外来患者の診療を行っている。

 2013年には急性医療総合センターが稼働、先進医療の迅速で効率的な展開が可能となり、災害拠点病院としての機能も強化した。

 難波光義院長に病院の特徴と今後の取り組みについて話を聞いた。

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難波光義病院長のモットーは「一に安全と倫理、二に職員、三四がなくて、五に経営」とのこと。

ー病院の特徴について。

 当院は1972(昭和47)年に開院しました。初代院長は兵庫県出身で東京大学病院精神科出身の森村茂樹先生です。あたり一面、畑だったこの土地に精神科病院を開設、その後、兵庫医科大学と附属病院を設立しました。

 兵庫医科大学はこれまで約4000人の医師を輩出し、その大半が京阪神地区で医療に携わっています。また、卒業生が兵庫県内の多くの地域で医師会長などの要職に就いています。近隣で開業医になる者も多いので、病診連携、病病連携がスムーズに行われているのではないでしょうか。

 初代院長が精神科医だったこともあり、稼働病床957床のうち、44床が精神科病床と、大学病院のなかでは比較的多い病床数を有しています。緩和ケアや心療内科についてもスタッフの層が厚く、身体だけでなく心の医療にも自信を持っています。

 2010年に開設したIBDセンターでは炎症性腸疾患(IBD)やクローン病の患者さんに対し、内科・外科的治療及び生活指導や栄養指導などを行うチーム医療を実践しており、炎症性腸疾患、クローン病の取り扱い患者数は日本一です。また眼科の手術件数が多いのも特徴で、年間手術数は約4000件です。

 上部消化管外科には、進行がんの権威で国内外で多くの受賞歴がある笹子三津留特任教授、脳神経外科には脳梗塞のカテーテル治療で高い実績をあげている吉村 紳一教授、血液内科では骨髄移植が専門の小川 啓恭教授など、数多くの優秀な人材がいるのも特長のひとつだと言えるかもしれません。

ー今後、力を入れる取り組みを教えてください。

 これまで以上にがん医療に取り組まなければならないと考えています。2007年に開設したがんセンターでは、関連各科の横断的ながん診療を展開することで、安全で質の高い総合がん医療に取り組んでいます。

 ハード面ではリニアックやダビンチなどの最先端機器も揃えていますし、ソフト面では地域との密な連携を心がけ、院内においてはチーム医療に取り組んでいます。

 今年は特に化学療法に力を入れていくつもりです。化学療法室は現在、チェアが17脚、ベッドが3床ですが、今後は増設して第1・3土曜日も治療することを今年の目標に掲げています。9月に化学療法の専門家である腫瘍内科医の招へいを予定しており、化学療法室の治療例数とともに質も上げていくつもりです。

 昨年11月に内視鏡センターを新たにオープンしました。面積は622平方㍍と旧センターの約2・6倍になりました。検査後に鎮静剤が切れるまで休むことができるリカバリースペースを設けており、西日本トップクラスの広さです。

 内視鏡センターでは年間1万5000件の検査、治療を目標にしています。2015年度で1万3000件に達しているので、この目標はやすやすと達成できる見込みです。

 当院では阪神電鉄とタイアップして阪神電車沿線の方々の健康増進のための健康講座を行っています。医療現場で活躍する第一線の医師たちが健康についてわかりやすく解説をしており、とても好評です。

 夏にも一般の人を対象にした健康促進のイベントを行う予定です。今後も積極的に市民に情報を発信していき、社会貢献に取り組んでいきたいと考えています。

―これから医師を目指す人へのメッセージをお願いします。

 若い医師は早い時期に海外に行き学ぶことが大事です。海外から日本の医療を見つめることで、長所と短所を知ることができます。そういうことは現地にいかないとなかなかわかりません。医師に限らず、医療従事者は早いうちに海外に出ることが大事だと思います。

 当院では、看護師も希望者を対象にアメリカ・ロサンゼルスで長期・短期留学ができるほか、兵庫医療大学に留学しているオーストラリアのアデレード大学の学生に日本の看護・医療を教える機会等もあります。

 組織を活性化させるには、外で学んで帰ってきた人の意見を還元することが必要なのです。

 チーム医療を表現する図は、以前は患者さんが真ん中にいて、いろいろな医療職がその周りを取り囲んでいましたが、現在は患者さんも輪の円周上に並んでいます。なぜかというと、患者さんと手を携えないと医療は成り立たないからです。

 患者さんを自分の家族だと思って接する気持ちがあれば、国際的にも医療事故は減ると思います。医療訴訟に発展するかどうかも双方の信頼関係によるところが大きいと思います。家族のように親身になって接することでトラブルは減るはずです。

 医師を目指す人には相手の身になってものを考えられる人になってほしいということですね。知識も大事、技術も大事ですが、3つ目は心構えなんです。

兵庫医科大学病院住所・兵庫県西宮市武庫川町1番1号電話・0 7 9 8(4 5)6111URL:http://www.hosp.hyo-med.ac.jp/


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