脱毛の悩みに寄り添い、「患者さんを笑顔に」

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ヘアサロンこもれび 九州がんセンター店オープン

 九州がんセンター(福岡市南区)がこの3月、新病院となったのに合わせて、美容室「ヘアサロンこもれび」九州がんセンター店が開店した。髪に関する各種商品の販売・サービスを提供している「アデランス」が経営する病院内美容室で、全国27店舗、九州5店舗のうちのひとつ。化学療法を受けるがん患者の多くが直面する、脱毛や頭皮ケアの悩みに、ウィッグメーカーならではの専門知識と技術で応えている。

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幸山店長とスタッフの富永さん

■多彩な〝やさしい〞メニュー

 同店のメニューは、シャンプー、カットなど一般的な美容院のメニューに加え、脱毛時用の帽子やヘアキャップ、ウィッグの販売とそのアフターサービス。また、頭皮・頭髪への刺激が少ない泡タイプのシャンプーやトリートメントの他、まつ毛や眉毛のための美容液、刺激臭が少ない水溶性ネイルなど、体への負担が少なくおしゃれを楽しめる商品も揃える。

 さらに、店内には、病室まで患者を迎えに行くことができる、移動式理美容椅子も1 台用意。ベッド・車いすからの移動の際や店内での施術中、患者に極力負担がかからないよう、工夫がなされている。

■豊富な専門知識でアドバイス

 医療用ウイッグを検討する患者には、それぞれの商品の特徴を丁寧に説明。また、ウィッグのサイズやヘアスタイルの調整、シャンプーなどは、他社商品を使用する患者からの依頼でも気軽に応じるのが特徴。「言葉はなまってるけど腕は大丈夫よ」、と青森弁で冗談まじりに語りかけ、客を笑顔にする幸山義英店長は、接客時のコミュニケーションも大切にしている。「脱毛が始まってから慌てて購入し、付け方や手入れ法が分からず困っている患者さんも多いはず。何でも相談してもらえる場所になれば」と語った。

■「気持ちが前を向く」そんな場所に

 がんの患者、特に女性は、抗がん剤の副作用による体調の悪さだけでなく、脱毛などによる容貌の変化で、気分が落ち込みがちだという。幸山店長は、長年にわたり、がん拠点病院の中にある美容室で店長を務めてきた経験から、「『髪が抜けるなら治療したくない』と言ってた患者さんが、『このウィッグなら治療しよう』と前向きになってくれたことがうれしかった」と振り返る。

 今後は、この店を、「患者さんが元気になれるサロン」にしたいと語った。

■患者の心をサポート

 同サロンを運営するアデランスは、病気やケガで髪を失った子どもにオーダーメイド・ウィッグを無償で提供する活動を30年以上継続している。

 アデランス医療事業推進部九州オフィス副長の若林巨己(なおみ)さんは、「私たちは、患者さんとご家族の心のケアを大切にしています。ぜひ、笑顔を取り戻していただきたいですね」と話している。

アデランス医療用ウィッグの詳細はこちら↓
http://www.aderans.co.jp/medicare/
※病院内美容室の詳細は下記参照


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