医療法人共和会 小倉リハビリテーション病院 梅津 祐一 院長

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笑顔やあいさつを学び利用者の生活を知ることで人として成長していきます

うめづ ゆういち▶山形県立米沢興譲館高等学校卒業 1986 産業医科大学医学部を卒業し同大学病院臨床研修医 1992 同医学部リハビリテーション医学講座助手 1993 労働福祉事業団愛媛労災病院リハビリテーション診療科副部長 1996 産業医科大学病院リハビリテーション科講師 2000 聖マリア病院リハビリテーション科 診療部長(派遣)2001 久留米大学医学部整形外科学講座助教授(リハビリテーションセンター所属)2007 小倉リハビリテーション病院副院長 2013 同院長 現在に至る ■免許・資格・役職等:博士(医学) 産業医科大学博医甲43 号 日本リハビリテーション医学会 リハビリテーション専門医・臨床認定医・指導医・義肢装具等適合判定医 日本リハビリテーション医学会代議員 日本リハビリテーション医学会九州地方会幹事 日本リハビリテーション病院・施設協会常務理事 学校法人 産業医科大学評議員 産業医科大学医学部非常勤講師 北九州市立障害福祉センター嘱託医

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「趣味は、人里離れたところにドライブに出かけたり、秘湯めぐりをしたりして、日ごろの生活とは違うところに身を置くことです。いい気晴らしになりますよ」と梅津祐一院長。写真提供=事務部総務課

●平均年齢が20代の若い職員をどう生かし、育てますか。

 リハビリに関わる職種はいくつもあり、やさしさや奉仕の気持ちの強さが根底にある人が多いような気がします。

 でもそれがあっても、若い人は人生の先輩を敬うことが習慣化しておらず、言葉使いもフレンドリーに話しているつもりなのに「タメ口」になってしまうことがあります。でも当院や関連施設で働くうちに、上司や先輩から笑顔とあいさつの大切さを学び、さらには患者さんやデイケア利用者の自宅を見学して生活を知ることで、人として成長していきます。それが当法人のサービス力の原点ともなっています。

 患者さんや利用者にはそれぞれ違った暮らしがあります。それを理解し、気持ちを酌んで、個々に見合ったリハビリを提供することを常に意識しておかねばなりません。

●リハビリの観点から見たこれからの日本は。

 介護を必要とする高齢者が急激に増える一方で、それを支える若い働き手が増えないことが危惧されます。日本の社会全体として考えれば、生産性のある仕事に若い人が就いてくれなければ国力が落ちてきますからね。私たちの職を担える若手職員の確保が厳しくなっていくのではと予想しています。

 だから移民で、という考えもあるようですが、安らぎのある介護やリハビリ医療ができるのだろうかと思います。

●リハビリの医師を続けて思うことは。

 患者さんやご家族のためになることをして、それが結果につながると喜んでいただけますし、また頼りにもされます。そんな時は医者としてよりも人間としてうれしいですね。そのような経験ができるのは医者だからこそだと思います。

 ただ、今の時代は、患者さんからの苦情が増えていますから、それに対応するマニュアルを作成しています。前線に立つのが医事課の窓口や看護師ですから、法的な備えも整え、病院が職員を守り切る体制をつくっています。

●医者になったきっかけは。

 私は山形県の出身で、雪の多い医療過疎地帯で育ったこともあって、中学生のころから医者になることを意識していました。高校は山形県立米沢興譲館(こうじょうかん)高等学校。旧制米沢中学で、米沢藩主上杉鷹山のつくった藩校、興譲館の流れを酌んでいます。

 19歳の時に山形県から北九州に1人で出て来て、一番違っていたのは言葉でした。山形弁がなかなか抜けず、またこちらの言葉の荒さにも驚きました。でも閉鎖的な東北に比べて、よそから来た人に非常に許容力があり、すぐに北九州に溶け込めました。

北九州市小倉北区篠崎1丁目5-1☎093-581-0668
JR 南小倉駅より片野方面へ徒歩10 分都市高速紫川IC を出てすぐ右側
http://www.kyouwakai.net/


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