― 藤池昇龍のゴルフ道場 ① ― NO GOLF, NO LIFE .

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今月号よりプロゴルファー藤池昇龍氏の連載がスタート。第1回目の今回は、自身のこれまでの歩みや飛距離アップの秘訣を聞いています。

藤池昇龍(ふじいけ・のぼる)▼福岡県出身。1953年8月24日生まれ。1972年プロ野球の大洋ホエールズに入団。引退後ゴルファーに転向。2003年の日本プロシニアでは、シニア参戦初戦にして優勝。現在、九州プロゴルフ研修会会長、公益社団法人日本プロゴルフ協会理事。指導者としての手腕も高く評価されている。

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―プロゴルファーになったきっかけは。

 子どものころから野球漬けの毎日で、高校は福岡県にあり、野球の強豪校として知られていた飯塚商業高等学校に進学しました。

 身体能力に恵まれていたので、バッティング練習では100㍍超えを連発しており、それを目にした大洋ホエールズのスカウトの目に留まってドラフト指名を受けました。すでに明治大学への進学が決定していましたが、子どものころから夢に見ていたプロ野球選手になりたいとの一心で、大学進学を願っていた両親を説得し、プロ野球入りを選択しました。

 プロに入ってからは、持病の膝痛もあり、なかなか活躍する機会が得られませんでした。転機はプロ3年目の日本ハム在籍中でした。練習中にバットを使い、ゴルフの真似事をしていると、先輩から「いいスイングだ。お前はゴルフの才能があるぞ」と褒められたのです。言われた時は半信半疑でしたが、一念発起してプロゴルファーへの転向を決意したのです。

 ゴルフを始めて3年10カ月後の1978年にプロテストに合格しました。これは異例の早さだと言われましたね。上達の秘訣は、毎日何百回もの素振りをしたからだと思います。29歳でアジアサーキットのシード権を獲得、30歳で初優勝、勢いに乗って、九州オープンでも優勝しました。

 プロゴルファーになってからの印象深い出来事と言えば、やはり44歳の時に当時の日本最小ストローク新記録(60打)を達成したことでしょうか。マスコミでも大きく報道され、外国人選手たちには「ミスター・シックスティー」と呼ばれたものです。これはプロゴルファーとしての私の財産です。

 また、シニアに転向した50歳の時に日本プロシニア選手権で優勝したのもうれしかったですね。最終日に高橋勝成選手と激しいデッドヒートを制しての優勝だったので、喜びもひとしおでした。

―何度も大病を患ったそうですね。

 31歳のときに網膜剥離になり、手術を2回行い、50日あまりの入院を余儀なくされました。最初の2週間は食事とトイレ以外はずっとベッドの上で過ごさねばならず、つらかったですね。

 それ以降も半月板損傷、のどの手術などを経験しました。その度に「自分は大器晩成型だ」と言い聞かせて復帰に向けたトレーニングに励みました。努力を積み重ねた結果が、前述の日本新記録の達成だったのです。

 それ以降は順調な選手生活を過ごしてきましたが、4年前に心臓を患って手術をし、その翌年もプレー中に異常を感じて途中でリタイヤ、再手術を受けました。

 退院後も本調子ではありませんでしたが、2013年の「第15回TVQシニアオープンゴルフ」で優勝することができました。福岡県出身のプロとして地元で優勝できるのは格別でした。お世話になっている人たちにも恩返しができたのかなと思っています。

ワンポイントレッスン①

飛距離アップの秘訣

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 飛距離を伸ばしたいなら、まずは素振り。素振りを繰り返し行うことで、ボールを意識し過ぎないスイングが可能となり、ゴルフで使う筋力を鍛えることもできます。アマチュアゴルファーは、下半身を固定して打つのが良いスイングだと勘違いしています。しかし、上半身と下半身は連動しています。クラブを振りぬくのに下半身が固定されていると上半身の可動域が狭まるのです。下半身が上半身と連動すれば、スイングは大きな円を描き、自然にボールは遠くに飛んでいくものです。


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