公益社団法人岡山県看護協会 石本傳江 会長

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さわやかに成長する年に

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 新年明けましておめでとうございます。

 皆様にはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。今年の干支は申年で、『伸びる』、『成熟する』意味を持つとのことで、飛躍の年を期待したいものです。

 昨年を振り返りますと、世界多発テロや安全保障の問題など、不安を伴う事象も多く、漢字一文字には『安』が選ばれました。一方、日本人2人のノーベル賞受賞や、フィギュアスケートの羽生選手の最高得点での優勝などがあり、『努力は人を裏切らない』ことも私たちの励みとなりました。医療界では地域包括ケアに向けてのキックオフの年となり、県の医療計画、地域医療構想への参画が求められ、『安心』を作るための努力が重ねられました。

 その中にあって、岡山県看護協会では、「看護職の確保・定着と働き続けられる職場環境」を最重点事業として取り組み、ナースセンターの機能強化のなかで、出張就業相談や技術講習を充実し成果を上げつつあります。地域包括ケアへの取り組みでは、看・看連携の必要性を認識するためのフォーラム、高齢者施設看護管理者の交流会を開催し、好評を得て継続開催の予定です。

 さて、公益法人となって5年目を迎える今年は、地域包括ケアという仕組みの中で、中・長期的に看護協会活動の評価・見直しをすべき年ではないかと考えます。生涯教育プログラムの枠組みを検討すること、地域包括ケアを推進する部署の創設、特定行為研修制度の推進等です。また、すでにスタートした離職時の届け出制度、医療労働勤務環境改善支援センターへの参画、支援団体に指名された医療事故調査制度を充実していくことも重要な課題です。

 昨年策定された日本看護協会の『看護の将来ビジョン』には、医療ニーズと生活ニーズの両面を持って「いのち・暮らし・尊厳をまもり支える」看護職の価値と挑戦の方向性が示されています。その具体化に向かって大きく歩みを踏み出す大切な年となります。

 2025年問題まで10年を切ったこの年こそ、思考の転換をはかり、新しい仕組みの導入や、県民の皆様のニーズに対応するチャレンジが必要です。挑戦には常に若い力と、柔軟な発想が求められます。また、他職種と連携を図り、協働するためのコーディネート力、看護の価値を最大限活用するトータル・ヘルス・ケアプランナーとしての実力を蓄える必要があります。皆様の多くのお声をお届けいただき、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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