皆様、明けましておめでとうございます。すがすがしい新年を迎えられたことと思います。平成28年の年頭にあたり、ご挨拶申し上げたいと思います。
昨年を振り返りますと、4月には、小児がん患者さんの御家族の宿泊施設として広島大学病院ファミリーハウスが竣工し、5月から運営を開始しました。現在まで比較的順調に運営されています。長期間の治療が必要な子どもさんや御家族の御苦労が少しでも緩和される施設として、今後も重要な役割を果たしてくれるものと思います。
広島大学ではスーパーグローバル大学化に向け、様々な提案をされ、検討が進んでいます。文部科学省からは、スピード感をもった組織改革を要求されています。病院としては質の高い臨床研究を支援する目的で改組した総合医療研究推進センター(旧 臨床研究部)を、より充実した組織にすべく検討を重ねています。センターの十分なサポートを受け、得られた成果を積極的に学外へ発信し、広島大学病院の使命である医療人の育成や、新しい医療の開発にも大きく貢献してくれるものと期待しているところです。
昨年当院は「てんかん診療拠点機関」に指定されました。高度な医療を展開できるように我々自身の医療技術の質を向上させるとともに、地域の「てんかん」医療の充実のための研修活動や診療ネットワーク構築が重要なミッションとなります。
その他の診療科や部門においても同様で、病院全体が地域の医療のリーダー的役割を果たすことが課せられています。
重ねて本年も皆様の御支援と御協力をよろしくお願い申し上げます。病院のみならず皆様にとって、実り多い1年になることを願って新年のご挨拶といたします。