福岡県医師会 会長 松田峻一良

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2016 新年のご挨拶

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 新年明けましておめでとうございます。健やかに2016年の新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 昨年は、西アフリカを中心に流行したエボラ出血熱や韓国で発生したMERSなど様々な感染症が猛威を振るいました。

 また、日本では自然災害が頻発しました。本会では、九州各県ならびに山口県医師会と協力し、被災県医師会からの情報伝達が不可能な場合も独自の判断で支援活動が行えるよう支援体制を構築しております。災害はいつ起こるのか予想がつきません。それだけに日頃から意識して磐石な体制を構築しておくことが非常に重要です。

 地域医療構想策定につきましては、昨年10月から地域医療構想策定会議、調整会議が始まり、現在策定の議論が開始されています。従来から申し上げております通り、地域医療構想策定に関しては、画一的な構想ではなく、地域の実情に応じた構想を策定することが必須です。引き続き医師会が中心となり尽力してまいりますので何卒よろしくお願いいたします。

 また、昨年、10月1日より、医療事故調査制度が開始されました。福岡県医師会では、制度開始からすぐに当該医療機関への支援が行えている状況にありますが、これも、全国に先駆けて行った「診療行為に関連した死亡の福岡県医師会調査分析事業」においてご協力いただいたおかげであると深く感謝申し上げます。

 本制度においては、まだ様々な問題が挙げられておりますが、われわれにとって、自らが行った医療行為に過誤がないことを明らかにするための手段として非常に有意義なものだと考えております。医療従事者が公正に擁護され、救われることは勿論ですが、何よりも会員医療機関が安心して医療提供ができることを第一に考え今後も支援していきたいと考えております。

 ご存知のとおり、医療界はかつてない激変のときを迎えており、患者個々の状況に即した良質かつ適切な医療を提供する体制作りが非常に重要となります。

 一方で、我が国の長期債務が1100兆円を超えるなか、将来的には労働人口の減少に加えて社会保障費は高齢化の進展に伴い医療、介護等を中心にさらなる増加が予想され、国家財政上の大きな課題となっております。

 そのため、財政を緊縮しようとする立場から診療報酬のみならず、社会保障費全体の機械的な抑制が叫ばれております。

 しかし、社会保障とは国が国民の生活を保障するものであり、われわれには、国民の生命と健康を守るという確固たる使命があります。

 そして、先達が残し引き継いできた偉大なる歴史と制度、「国民皆保険」という貴重な財産を地域医療提供体制を維持する基本的な仕組みとして守り抜き、次の世代に繋いでいくことが重要な責務であります。

 医療を取り巻く問題は山積しておりますが、新年を迎えるにあたり、今一度決意をあらたにし、将来を担う若い医師が誇りと希望をもてるような地域医療再生の年となるよう、努力してまいりますので、皆様のご協力、ご支援を頂きますようよろしくお願い申し上げます。


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