医療法人博仁会 村瀬病院 院長 三重大学臨床教授 井阪 直樹

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医療、看護、介護、リハビリにおいて選ばれる施設を目指す

いさか・なおき 1973三重大学内科学第一講座 1978米国テキサスメディカルセンター 198 0済生会松阪総合病院循環器医長 1983三重大 学第一内科学講座助手 1988済生会松阪総合病 院内科部長 1994三重大学第一内科学講座講師 2005同大学院病態制御医学講座助教授 200 6三重大学附属病院病院教授 2007村瀬病院病 院長 

 村瀬病院(鈴鹿市)は内科、外科、整形外科に特化した病院だ。法人内には特別養護老人ホームや介護老人保健施設、通所リハビリ、グループホームなどがあり、関連施設も充実している。

 井阪直樹院長に病院の特徴や自身のこれまでの歩みについて語ってもらった。

●地域密着型の病院

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 当院は1957(昭和32)年に地域密着型病院として産声をあげました。内科では循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、糖尿病内科、腎臓病内科にそれぞれ認定専門医が在籍しています。整形外科は脊椎、関節を中心に県下でも1、2の手術数をしていて県内全域から患者さんが来られます。

 これからも地域に密着した医療施設として研さんを積んでいかなければならないと考えています。

●力を入れている糖尿病医療

 われわれは鈴鹿地区で唯一の糖尿病専門施設です。とりわけ高齢者への糖尿病医療に軸足を置くことを基本としており、医師、看護師、栄養士、薬剤師、臨床検査技師、作業療法士、理学療法士、ケースワーカーなどがプロジェクトチームを組んで対応しています。

 その一環として月に2回、外来で糖尿病教室を開いています。糖尿病の患者さん、ご家族、糖尿病に関心がある人を対象に開催し、糖尿病の予防、治療、合併症などのテーマに沿ったプログラムを組んでいます。

 また、専門医による講演も年に2回開催しています。これらの活動は地域に貢献していると感じていますし、今後も力を入れていきたいと思っています。

●地域のニーズに応えるために

 老老介護や独居世帯では、自宅での十分な介護は難しいのが現実です。そこで、地域の医療ニーズに応えるためにグループホームや老人保健施設などを造り、その施設の中から、その人の状態に応じた選択をしていただいています。

 この周辺は市役所が近く、ショッピングセンター、スポーツクラブ、公園などがあり、とても暮らしやすい土地です。私はその中心に病院や施設があるとのイメージを持っています。

 老人医療におけるトータルケアの提供がわれわれの役割であり、地域のニーズであると自覚しています。

●充実の教育体制

 看護部を例にあげますと、当院に就職を希望する看護学生を対象に奨学金を貸与して、生活を支援しています。

 就職後は、専門職としてキャリアアップできるようにレベル1からレベル3までの学習プログラムを設定しており、段階を踏んだ成長が可能です。このプログラムが功を奏し、看護師の質が飛躍的に向上しました。

 また研修や資格取得を希望する人に対しても最大限のバックアップを惜しみません。

●臨床の最前線で闘い続ける

 私は高校生のときに自分の将来について考え、専門性が高くて、人とのコミュニケーションがとれる職業に就きたいと考えました。

 理科系の職業を見渡してみると医師が最も描いたイメージに近かったので、医学部に進むことにしたんです。だから、始めから基礎研究ではなく臨床をやりたいと思っていました。

 専門は冠動脈疾患、いわゆる心筋梗塞や狭心症のカテーテル治療です。済生会松阪総合病院に6年いましたが、この間、数多くのカテーテル治療を行い、症例数は県下でも1、2を争うほどでした。

 しかし、その後、三重大学に戻って助教授になると学会活動や文科省の会議、医局人事などで臨床に割ける時間が大幅に減ってしまいました。

 当院の院長に就任してからは管理的な業務は2割ほどで、残りの8割は臨床に時間を割けるようになりました。臨床が私の性にあっていると感じますね。

 今でも月に450人以上の患者さんを外来で診ていますし、入院患者も10人以上担当しています。また、三重大学の臨床教授をしていて冠動脈疾患の講義などをしています。まだまだ最前線で闘っていますよ。

●愛される病院になるために

 これからも地域の人たちに求められる病院でありたいと思っています。医者として技術が高い、知識がある、それだけでは患者さんが来てくれるとは限りません。知識と技術と思いやりの心、この3つがないと患者さんに愛される病院にはならないと思っています。

 医療従事者に求められる最大の能力はコミュニケーション能力ではないでしょうか。患者さんや同僚とのコミュニケーションが不足すると思わぬ事態を招きかねません。1人でできることには限界があります。周囲とコミュニケーションを取って、チームとして患者さんに向き合わなければなりません。

 当院くらいの規模だと職員と直接会話できる機会が多いので、即判断、即実行が可能です。これはチームの質を高める重要な要素となっていますね。全職員と話すのは、さすがに難しいですが、各部門の管理者と密に話をして、情報の伝達をスムーズにすることで、全職員が一丸となった医療の提供が可能となっています。


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