日本赤十字社 岐阜赤十字病院 中村 重徳 院長

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人材育成に力を注ぎながら医師としても現役を続けたい

【略歴】1975 岐阜大学医学部卒 同大学附属病院第内科研修医 1976 山梨県立中央病院内科研修医、次いで医師 1977 岐阜大学医学部附属病院第3 内科医員1978 岐阜赤十字病院内科 岐阜大学医学部附属病院第3 内科医員、次いで助手1984 岐阜県立下呂温泉病院内科医長 1986 ベイラー医科大学生化学・免疫学教室post doctoral fellow 1988 岐阜赤十字病院第3 内科部長 2002 岐阜赤十字病院副院長 2011 同院院長~現在に至る 【所属学会】日本内分泌学会専門医・指導医 日本甲状腺学会専門医・評議員 米国内分泌学会 米国甲状腺学会会員

■理念である「SHR」について

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 当院は赤十字病院ですので、やはり災害医療を担うところが大きいですね。くわえて、この辺りは開業医院があまり多くはないため、かかりつけ医として地域医療も担っています。

 診療上のキャッチフレーズとして掲げている「SHR」は、Safety(安全)・Hospitality(心がこもった診療態度)・Respect(敬意)の頭文字をとったものです。私が院長になる直前に東日本大震災が起きたこともあり、そのときのことを踏まえてキャッチフレーズを決めました。

 ホスピタリティーに関しては、勉強の意味で職員を外部の研修に参加させています。また、職員の半分くらいはQC(品質管理)検定試験を受けていて、事務系に関しては、医療経営士資格認定試験を受けるよう指導しています。検定料の半額は当院負担です。

 研修や資格取得においてそれぞれが学んだことを核として、各部署から担当者が1人ずつ集まってワーキンググループを作りました。私はいっさい関与せず、職員たちで積極的に業務改善活動を行っています。

 来院された患者さんには少しでも良い印象を持っていただくために、心のこもった応対をすると同時に、設備運営に関しても患者さんの声を聴くようにしています。改善できるところは変える努力をし、改善できた点については掲示物などで報告しています。

■病院の特徴

  この周辺にある、岐阜県総合医療センター、岐阜大学病院、国立病院機構長良医療センター、岐阜市民病院という大きな医療施設に比べると、当院は規模としては1番小さい。そうした状況の中で病院運営を行うためにも、今後はできるだけコアな診療科の実績を伸ばしていきたいですね。

 2014年4月~2015年3月までのDPC調査データによると、岐阜医療圏で眼科系疾患では1位、甲状腺など内分泌疾患・消化器系疾患・泌尿器系疾患でのシェアは上位に位置しております。

 また、ウロギネ外来(※)に関しては、今年4月に三輪好生医師が常勤になられてから、さらに拡大しています。三輪医師は千葉県の亀田総合病院で2年間勤務され、多くの技術やノウハウを習得して当院に戻られました。電話相談窓口を設けて全国の患者さんからの問い合わせに対応するなど、一生懸命取り組まれた結果、現在は紹介や口コミも多く、お友達同士でみえる患者さんも多いです。

 眼科では、角膜を専門とする小島隆司医師が昨年だけで角膜移植を16例やっています。また、網膜硝子体が専門の吉田則彦医師が昨年7月に赴任されてからは、紹介されてお越しになる患者さんも増えました。

 紹介率は今年の4月から10月までで66・8%、逆紹介が80・3%。医療機関からの紹介は24時間365日受けていて、眼科救急に関しては特に力を入れています。

腺科は、10年前は年間初診数が約500件だったのが現在は約1100〜1200件と増えてきました。私の3代前の当院の院長は甲状腺が専門でしたから、50〜60年くらいの歴史があります。

■今後の展望

 医療情勢が非常に厳しくなっている中で、2016年1月に電子カルテの導入を予定しているなど、当院は今、過渡期にあります。今後は、競争力がある診療科をできるだけ伸ばしていきたい。眼科、ウロギネ外来、甲状腺科だけでなく、消化器科でも大腸やピロリ菌の3次除菌、4次除菌、カプセル内視鏡など、頑張る医師がいる科であれば、どんどん力を注いでいきたい。「これがやりたい」という人はどんどんバックアップしていきたいですね。

 それから、私が院長になって始めたことに、「ふれあい祭り」があります。1年に1度、地域の方たちに参加していただき、祭りを楽しんでいただいています。今年で4回目を数え、売り上げは全額東日本大震災とフィリピン水害の被災者支援に寄付をしました。

 こうした取り組みも続けながら、経営面だけでなく、甲状腺科の医師としてもずっと現役を続けたいと思います。


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