病院のIT化に成功、さらなる高みを目指す

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医療法人健誠会 湯田内科病院 齊藤 稔 理事長

1990 年に福岡大学医学部卒業。同年、鹿児島大学医学部第三内科入局。鹿児島大学、鹿児島市市立病院、今給黎総合病院等にて研修後、鹿児島市医師会病院、大勝病院に勤務。1998 年1 月介護老人保健施設アンダンテ伊集院施設長就任。2007 年4 月湯田内科病院院長就任、2012 年4月医療法人健誠会理事長就任。 ■所属学会:日本内科学会(日本内科学会認定医)、日本神経学会(日本神経学会専門医)、日本消化器内視鏡学会、日本ヘリコバクター学会(H,pylori 感染症認定医)

 湯田内科病院は、1979(昭和54)年に開設。病床数が110床(一般病床50床、療養病床60床)、病院のほかに老人保健施設やグループホームなどを備えて地域の医療需要に応えている。また電子カルテを早期導入し、院内のIT化に成功している。

 齊藤稔理事長に今後の取り組みについて話を聞いた。

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齊藤稔理事長の趣味はミニカー収集。43 分の1 スケールのミニカーを国産、輸入車問わず約2000台所有しているそうだ。

■在宅復帰率の向上を目指す

 今後、療養病床が削減された場合に備えて、患者さんの受け皿をどうするか。これが当面の課題かと思います。鹿児島県の場合、3割程度の削減が予想されているので、スムーズな対応ができるように、少しでも早く準備を進めないといけません。

 法人内には、ここから車で10分程の場所にある伊集院町に「老健施設アンダンテ伊集院」があり、病院の横には「グループホームすこやか」を併設しています。

 まだ計画の段階ですが来年秋の完成を目指して有料老人ホームの建設も予定しています。

 老人ホームが完成することで療養病棟の在宅復帰率の安定が見込め、老健も在宅復帰率が50%以上の在宅強化型老健施設の取得を目指していくつもりです。

 また今後は地域包括ケア病床の導入も検討しています。

■電子カルテの導入

 2006年に電子カルテを導入し、4年前からはサーバー管理をクラウドシステムに転換しました。当初はパソコンでカルテを記載することに戸惑いもありましたが、今では画像管理も含め、本当に便利なシステムだと思っています。

 また、同時に院内にグループウェアも導入、病院のスケジュール管理、メールによる情報共有、報告書、稟議書の作成等、電子カルテと同様に院内では欠かせないシステムとなっています。

 職員には年配の人も多く、導入の際には使いこなせるかどうかの不安がありましたが、みなさん思った以上にスムーズに習得してくれました。

■3つの理念

 病院理念は「貢献」「誠実」「向上」の3つです。1つ目の「貢献」は住民の健康を守り、最期まで看取ることが地域への貢献につながります。次に「誠実」。これは字のごとく患者さんに誠意をもって接することです。医療は、サービス業の側面があります。患者さんが当院に来たときに「いい病院だった、これからも診てもらいたい」と思ってもらうために、まずは医師を含めた職員の誠実な対応、つまり接遇力の向上が重要だと思います。

 当院では接遇の講座を定期的に開いています。外来が混んでいる時間帯に急患が搬送されると、どうしても他の患者さんを長時間待たせてしまいます。そんなときも職員から 待ち時間の声かけがあるかどうかで患者さんが受ける印象が大きく違ってくるのではないでしょうか。

 3つ目の「向上」は職員の質の向上を図るとともに質の高い医療を提供することです。職員のレベルは、大都会の病院と鹿児島の病院では違うと思うし、鹿児島市内の病院と地方の病院でも差があると思います。その差を埋めて、より質の高い医療を提供するために何をすべきか。それにはソフト、ハード両方の質を向上させることが必要です。病院にとっては永遠のテーマですが、向上心を持ち続けることが、なによりも重要だと思っています。すべての職員が患者さんや利用者の方を気にかけ、普段と違うと感じたら速やかに対応できることが理想です。

 今年から日本慢性期医療協会では特定看護師の育成を推進しており、当院からも看護師が研修に参加しています。

■オールラウンドな内科診療

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 当院は地方の病院ではありますが、内科診療に必要な採血検査などは院内でほとんどの項目を施行することが可能です。早ければ30分ほどで結果が出るので、その結果を元に生活指導や服薬変更をしています。CT検査でも放射線科の協力のもと遠隔読影システムを取り入れており、判断に迷う症例でも、わずかな時間で読影結果が出ます。大都会の病院にも引けをとらない体制が整っていると自負しています。

 オールラウンドに内科を診ることで地域の患者さんの健康管理に寄与し病気の早期発見、早期治療を実践しています。

■地域に愛される病院へ

 父が、この地域に病院を開業したときに病院名に地元の「湯田」の文字を入れました。地元の人たちから末永く愛される病院になりたいとの思いがあったようです。

 父が育て上げた病院を引き継ぎ、これからも地域の皆様に信頼され、愛される病院であり続けることが、私に課せられた使命だと思っています。


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