関門医療センターの院内探検ツアー(8月1日)に子どもたちが参加
【山口】
山口県下関市の関門医療センターでこのほど、「夏休み特別企画『親子シンカンセン・コンシェルジュツアー』」が開かれた。4歳〜小学4年までの子ども7人と保護者8人の計15人が参加。ふだんは目にすることのない、病院の裏側に目を輝かせた。
地階で免震構造を見るなどの院内見学のほか、白衣を身につけ、聴診器を手にした「医師や看護師のなりきり体験」、はしで豆をつまむリハビリも体験。さらに、通常は入ることのできないCT室やMRI室で技官から説明を受けたり、病院ホールで車いすに乗ったり、押したりする経験もした。
シンカンセン・コンシェルジュツアーは、同センターボランティアが実施している1時間程度の院内探検ツアー。2009年に同センターが新築移転した後の2011年から始まり、「シンカンセン」は新関門医療センターを意味している。
子ども向けにアレンジした特別企画は昨年に続き2回目。同センターボランティア・コンシェルジュグループの森田幸子さん(66)は「夏休みの自由研究に使いたいと熱心にメモを取っている子、医者になるのが夢だとなりきり体験を楽しみにしていた子もいて、その姿がとても励みになった。これからもできる限り子どもたちに夢を与えていきたい」と話していた。(編集部:小鉢)