長崎初の島ワイン 「五島ワイン」

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シニアソムリエ 久保井 剛

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 長崎県内初の本格的なワイナリーが昨年4月23日に、五島列島(下五島)の五島コンカナ王国内にオープンしました。

 五島で栽培した原料ブドウを使い、離島で醸造される「島ワイン」としては国内では北海道・奥尻島に次いで2例目です。

 基本のブドウ品種には、「キャンベル・アーリー」「マスカット・ベリーA」「ナイアガラ」という国産品種が主体で、現在は「シャルドネ」「シラー」「プティヴェルド」などヨーロッパ系の品種も栽培して、五島列島の温暖気候に何が合うのかも試しているようです。

 私は昨年初めて訪れて、非常に気になる国内ワイナリーとして応援しています。ワイナリー竣工日の4月23日が、私の誕生日と同じというのも何かの縁を感じます。

 昨年11月20日のボージョレ・ヌーヴォーの解禁日と同じ日に「キャンベル・アーリー」が初リリースされたのですが、待ち切れずに完成間近の忙しい最中、初見学に行きました。

ない状態で醸造タンクからテイスティングさせてもらった瞬間、「綺麗な酸味を感じる心地良い味わい」だと思いました。

 意外にも五島での初リリースは辛口で、甘く造れば飲みなれない素人さんに受けるのに、あえて辛口で勝負するところに本気さを感じます。 その後、年明けに白ワインの「ナイアガラ」と赤ワインの「マスカットベリーA」がリリースされ、こちらも甘口ではなく、酸やタンニンをほどよく残したタイプとなりました。

 あれから約10カ月後の先月、今年の出来栄えを見に行きました。醸造長の北川さんはチャレンジ精神旺盛な方で、今年は一部をアメリカンオーク(アメリカ産の木樽)で熟成させるという新たな取り組みをしておられました。

 テイスティング前に栽培ブドウの畑も案内してもらい、作付年度ごとに区画されたブドウ樹と土壌を細かく説明していただき、収穫前のブドウも試食させてもらいました。

 畑は温暖ですが島特有の潮風の恩恵を受けており、土壌にミネラル分が多いことも想像がつきます。また五島の鬼岳(おんだけ=標高315m)は、その昔火山として活動していた福江火山群に分類されています。そのため土壌も火山灰質で水はけも良く、ブドウ樹がしっかり根付いていけば、素晴らしいワインが期待できます。

 畑からワイナリーへ戻り、新樽(新品の樽)で熟成を試みている「マスカット・ベリーA」をテイスティングしました。樽に入れて7日間、新樽の青い木の香りと鉛筆の芯のような、墨っぽさと香ばしさが程良く乗り始め、通常の樽熟成していないタイプより、もう一まわりコクとボリューム感が増した感じです。

 発売されるかどうかはまだ分かりませんが、バランス良い樽熟成のニュアンスが出れば、海外のワインにも負けない余韻の長い味わいになることでしょう。

 現在、2014年産の「キャンベル・アーリー」の、スパークリングとスティル(通常の非発泡性)ワインはワイナリー完売となり、今年の2015年秋まで手に入りませんが、こんなことも想定して、弊社店舗(ウミノ酒店TEL:095-822-4508)には2014年の若干の在庫があります。

 今後、試行錯誤しているヨーロッパ系品種が根付き、温暖な気候も相乗して美味しい五島ワインが完成すれば、南イタリアのような新鮮な魚介と同様に楽しめるのではと早くも勝手にワクワクしています。


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