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湿地保全に取り組む歯科医 河野 紀美子 さん

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 NPO法人ふくおか湿地保全研究会。多分ほとんどの方がご存知ないと思います。福岡市周辺の水辺環境に生息している生き物たちの保全活動を行なっている小さな市民団体です。

 私の本業は歯科医師で矯正治療が専門です(日本矯正歯科学会認定医)。野草や野鳥が大好きで、主人に言わせると「天神でショッピングするより、山や海辺にいる方が幸せな人」。野鳥観察などを楽しんでいるうちに、自然環境の悪化に気づくようになりました。開発などの人間の活動が知らず知らずのうちに生き物たちが生きている環境を奪ってきたのです。私自身も丘陵地を造成した団地に住んでいて、ここで暮らしていた生き物たちのことを知りません......。

 「生物多様性」という言葉があります。これは、地球の長い歴史の中で育まれてきた生き物相互のつながりを意味しているそうです。人間の活動が現在の状況にしてきたのですが、このことに気づき守っていけるのも人間しかいません。

 そのような思いを持ち始めた頃、同じような思いを持った方たちが作ろうとしていたこの会に誘っていただき、環境保全のための活動を始めました。

 「物言えぬ生き物たちの代弁者として、主に博多湾周辺に飛来生息する鳥類を対象に生息状況の正確な調査を行い、その調査結果を基に保全策を考え、地域の方や行政に提案し、共に保全を行っていく」ことをモットーにしています。

 生態系ピラミッドの頂点である鳥類を保全することで生態系全体を保全し、次世代に豊かな自然を継承したいと考えています。地域や管轄行政とも良好な関係を築きながら一歩ずつ頑張っています。私も「どっちが本業?」と言われながら、活動を続けています。

 11年間ほどの活動の成果として、福岡市・福岡県・水環境学会から環境保全に対する賞をいただくことができ、今年は理事長が「環境大臣賞 地域環境保全功労者表彰」という大きな賞をいただくことができました。

 主な活動内容は、
①調査と調査結果に基づいた保全
②自然観察会や講座の開催
③保全が必要な場所の清掃やゴミ問題の広報
④怪我をした鳥などの救出
⑤学会・保全会議などで知見を発表など。
相変わらず小さな会ですが、活動内容は多岐にわたり、楽しいイベントも盛りだくさんです。一緒に活動してみようかなと思われた方は、ご連絡ください。大歓迎です。


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