あけぼの会(本部=東京)はキャンペーンを昨年30回で終結しても、私たちは続けたい...。
乳がん体験者と支援者らでつくるあけぼの福岡(深野百合子代表)は母の日の5月10日、福岡市中央区天神の渡辺通で、歩行者に乳がん検診を呼びかけるチラシとポケットティッシュ3000個を配布した。
参加したのは会員のほか、ストップザがんの会、ハートの会、九州がんセンターたんぽぽの会、看護師、黒木クリニックの黒木祥司院長、支援者など38人。母の日の天神の風物詩としてマスコミ各社が取材に訪れ、九州医事新報社は例年通りピンクのジャケットを着て街頭配布に参加した。
キャンペーンのあと天神ビル会議室であけぼのハウスを開催、出席者の質問に黒木院長がていねいに答えた。
次回のあけぼのハウスは6月7日(日)午後1時からふくふくプラザで。
「ティッシュを受け取らない人がいるなんて」
来日1か月のカンボジア人主婦びっくり
街頭配布にカンボジア人夫婦が初参加した。九州大学大学院で森林保護を学んでいる夫のダラァさん(日本滞在3 年目)と、来日して1 か月の妻のカニヤさん。
「カンボジアで配布したらよろこんで受け取ると思います」とカニヤさん。ダラァさんは「カンボジアも最近は医療事情がよくなって、検診も知られてきたが、お金持ちは隣国のタイで検査や手術をする。今日は皆さんが私たちを仲間として受け入れてくれてうれしかった」と話していた。