在宅ホスピスフェスタ2015に参加して

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峰平あけみ 在宅ホスピスボランティアの会「手と手」副代表

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 今年もアクロス福岡で「在宅ホスピスフェスタ」が開催されました。

 「最期まで家で生きる―地域で支える在宅ホスピス」をメインテーマに、福岡県内で在宅ホスピスに取り組む医療機関、訪問看護をはじめ、ボランティア、介護・福祉グループ、介護機器の業界などから多くの情報が掲示され、「良き死、良い最期、より良く生きる、最期まで生ききること」をみんなで考える場となりました。

 「がんや難病になっても我が家で暮らしたい」、「症状をやわらげながら、できれば最期まで住み慣れた我が家で過ごしたい」と多くの方が望んでいます。

 「大丈夫、安心して帰って来て」と言えるように、在宅ケアチームの一員としてのボランティアを育成する養成講座も開催8回目となり、多くのボランティアが育っています。今回のフェスタではそのボランティアにも焦点があたり、後半のセミナーでは、県内から5つのボランティア団体が発表する機会がありました。

私は「在宅ホスピスボランティアの会、手と手」の副代表として2010年から活動を始めました。「手と手」は、「療養されている方、その家族に寄り添い、優しさと笑顔で、その人らしさを支えたい」という理念のもとで患者さんたちをサポートしています。デイホスピスの開催、自宅での見守りや話し相手、外出の付き添いや聞き書き、手紙の代筆など、活動は多岐にわたります。

 私達が関われるのは、患者さんの人生の最期のほんのひと時ですが、その期間を楽しく、輝いて過ごしてほしい、患者さんとの縁を大切に、最期まで寄り添いたいと思っています。

 ボランティアは専門的なケアはできませんが、在宅の医師や看護師、ケアマネジャーやヘルパーのような専門職と一緒にチームとして入ることで、トータル的にサポートができています。

 今年も養成講座の修了生が新たに入会しました。その方たちが活躍出来るようにボランティアの役割を理解し、共にチームとして患者さんを支えようと言われる医療者が増えることを願いつつ、このフェスタでボランティアの必要性を話しました。

 超高齢社会、国の方針で在宅介護や在宅看護を受ける人がさらに増えることが予想されている今、どんなに医療と介護が連携しても生活者を在宅で支えきれないこともあります。そこで地域住民や私達のようなボランティアの出番です。地域の中で支え合い、病気になっても安心して自宅で暮らせるまちづくりを目指していきたいと思っています。

 県からの「生をうけ、遊び、学び、仕事をして、子を育て...。一人ひとりの歴史がある住み慣れた場所で療養することが選択でき、希望する場所で穏やかに最期が迎えられる福岡県でありたい」という開催あいさつの通りに、地域の中で、そんな在宅ホスピスが実現できればと期待しています。


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