山口宇部医療センターだより No.28
すっきりとまとめられた病院報。医師や看護師らによる、ドイツで開かれた欧州呼吸器学会、横浜市で開催された国立病院総合医学会、市民公開講演会「がんフォーラム」の報告など。A4判12ページ。
ひぜんだより第17号
肥前精神医療センターの総合情報誌。医師ら職員がDPAT(災害派遣精神医療チーム)として参加した広域医療搬送訓練の様子などを掲載。職員のかわいらしい似顔絵が入っているのが特徴的だ。職員おススメのスポットを紹介する「近所の名店」「名所案内」欄も楽しい。
けやきだより2月号
リハビリ料の算定など専門的な話題もわかりやすく解説。小児科医による「子どもの便秘」シリーズ、新館建設ニュースなどもある。モノクロ、A4判4ページと素朴ながら、丁寧につくられている。
みえ病院かわら版ⅡVol.10
2015年最初のかわら版。豊後大野市消防本部の消防長や同市古墳文化を考える会の会長が寄稿し、様々な側面から地元を紹介している。編集後記のタイトルも「地域貢献」。地域に寄り添う病院の姿が見て取れる。縦書きで書かれ読みやすい。病院の広報誌としては、高いクオリティーで作られ、製作者の熱意が伝わる内容。
EQUAL No.170
全18ページの久留米大学広報誌。学生や職員の活躍を紹介している。巻頭には理事長と、整形外科医でもある永田見生学長が年頭所感がある。「StudentVoices」欄には、ピアノに打ち込む医学生と、自らの病気をきっかけに看護の道を志して学んでいる看護学生。生き生きとした笑顔と文章に心が弾んだ。
福岡県医報
福岡県医師会発行。「鑑真」を取り上げ、彼によってもたらされた「薬草や鉱物の知識が使われた医療は特筆すべき」と書いている「医史学小噺」がおもしろい。特集は「エボラ出血熱の現状と対応」。県の保健衛生課や厚労省の検疫医療専門職も寄稿している。
福岡市医報
新年号の特集の一つは「未年生まれの新春随想」。多くの末期患者を診てきた医師が自身の最期を考え、「自分の人生は自分で始末をつけたい」との願いを書くなど、13人が年男を迎える心境をつづっている。福岡市医師会発行、全112ページの力作。
北九州市医報
新規開業の4人が顔写真入りで自己紹介する「地域医療連携〜新規開業にあたって」が巻頭。1カ月半の間に2度も全身麻酔で手術を受けたという開業医が投稿した「私の患者体験から得られたこと」は参考になることも多そうだ。北九州市医師会発行。