激動の日本でなすべきこと考えよう

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第67 回済生会学会で炭谷茂理事長が訴える

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基調講演する炭谷茂済生会理事長(左)

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座長で大会長の岡留健一郎福岡県済生会福岡総合病院長。右=岡留学会長。

 第67回済生会学会・平成26年度済生会総会が2月14、15日、福岡国際会議場、福岡サンパレスで開かれ、全国からおよそ2500人が参加した。組織を活性化するための取り組みや、地域に根差した医療・福祉の一体提供に済生会が担う役割などをテーマに3つのシンポジウムが開かれ、530題に及ぶ発表が行なわれた。

 学会長を務めた岡留健一郎福岡県済生会福岡総合病院長は主催者あいさつで、「福岡県開催は昭和50年以来39年ぶり。高齢化社会に医療と介護の連携が重要になってくる。済生会にしか担えないことを再確認して前に進みたい」と話した。

 続いて炭谷茂済生会理事長が「激動する社会、済生会の使命と発展の方向を考える」と題して基調講演を行なった。その中で炭谷理事長は「日本が激動している一番の原因は人口の減少。人口の増加が繁栄を支えてきた。日本の将来を考えると心配になる。都市もいくつか消滅するだろう」と述べた。そして「人口減の反面、高齢者は増加する。なかでも65歳以上の15%、400万人以上が認知症だといわれる。2025年には5人に1人、700万人になる」として、介護するために離職する人が毎年10万人生まれていると語った。

 さらに貧困について、「高齢者の半数は貧困が進み、都会では新たなスラム街の誕生が危惧される」とし、「夜はネットカフェやファストフード店で過ごす若い人が、かつてのホームレスよりも増えている」と話した。さらに児童虐待が増えていることにも触れて「これが今の日本」とし、人口構造、社会構造、経済構造の変化のなかで、済生会としてやらなければならないことを具体的に考え、行動していこうと訴えた。


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