日本経営が新春病院トップマネジメントセミナーを開催

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 福岡市博多区のJR九州ホールで1月23日、病院経営に関するセミナーが開催され、九州や中四国の医療関係者など200人余りが聴講した。主催は㈱日本経営(本社=大阪府豊中市)で、同社の藤澤功明代表取締役会長と、和歌山県立医科大学の畑埜義雄名誉教授が、それぞれ病院人事について講演した。

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講演する日本経営の藤澤代表取締役会長

 畑埜名誉教授は、人が仕事を辞める理由はさまざまであると説明し「将来に望みを持てない」、「忙しすぎる」、「評価されない」という3点を解決すれば、多くの人は辞めないという経験を話した。またそれは、医療人の協働の質と人間行為の質を高めるとし、医療安全とチーム活性化の基本だと語った。そしてそのためにも事務職は重要なポストであると述べた。

 また、病院の理念に「医療人のやり甲斐」を明記している病院は10%程だと言い、もっと重視すべきとの意見を示した。「特に医師の場合はプライドが高く、同僚を注意することはないので、目標を失った医師は私欲に走りやすい。使命感に訴える何かが必要だ」と注意を喚起した。

 またリーダーの資質や叱り方にも触れ、「自己実現のためには、承認されることが必要。部下を認めていることを伝えることは、リーダーに必要なことだ」と述べた。

 藤澤代表取締役会長は、「病院経営は、無限の医療需要に有限の経営資源で応えていかなければならない。部門別原価管理は、その活動結果を示したもので、改善の出発点だ」と述べ、原価管理で現状を把握し、経営を考えるべきだと発言した。「全体としては見えにくいが、部門別に見ると課題がある」と、収益が減少し材料費が上昇している表を例として示した。

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和歌山県立医科大学の畑埜義雄名誉教授は、麻酔科と外科が対立構造になりやすいことについても述べた。

 また、事務員が医師と協働するためには、KPI(重要業績評価指標)やベンチマークが必要で、エビデンスに基づいた論理的会話が必要だと述べた。そして、経営を動かすのは志だと言い、目標利益には意志を込めて理由付けをすることを推奨した。「病床稼働率100%の目標に対する理由は、地域の資源である病床を無駄にしないという思い」など、具体例も示された。

 管理部門のあり方として「現場を支える支援機能。現場の管理職を呼びつけず出向く」、「少数精鋭で各業務の専門家で構成」、「メンバーの固定化はタブー。コメディカルからの登用も有効」などの注意点をあげ、「環境を良くすることと部屋を広くすることは別だ。無駄に広い部屋にしてはいけない」と戒めた。

 「経営の良し悪しは戦略以上に実行の徹底度で決まる」と持論を述べ、また「カリスマ経営とは、経営の才覚ではなく行動だ」と、行動力の重要性も強調した。


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