飛耳長目

  • はてなブックマークに追加
  • Google Bookmarks に追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • del.icio.us に登録
  • ライブドアクリップに追加
  • RSS
  • この記事についてTwitterでつぶやく

噛み砕きと吸い上げ

 ずいぶん昔のことになるが、中小企業大学校の直方校と人吉校でコミュニケーションとマーケティングを教えていたことがある。

 その中で管理職の仕事について、「噛み砕きと吸い上げ」というものがあった。

 噛み砕きとは、トップの方針や思いを現場が行動に移せるように、噛み砕いて伝えることである。トップは抽象的にしか言わない場合が多いから、その真意をつかむことが大切で、「トップがそう言っているからそうしろ」だけでは伝言ゲームだ。

 吸い上げは、文字通り現場の声や状況を吸い上げてトップの判断に反映させることである。現場の不満だけを上申したり希望的観測をさも事実であるかのように話すことは、トップの判断を狂わせることになる。

 さらに気をつけなければならないのは、自分をゲートの門番のごとく思い違えて、上には下を悪く言い、下にも上を悪く言って上下を分離させ、どちらも自分が操ろうとすることである。

 小集団なら目立ち過ぎてそうはいかないが、組織が大きくなるにつれてこのような現象が現われる。社内の、あるいは院内の風の通りがいいというのは、管理の部分が正しく機能していること。その手始めが「噛み砕きと吸い上げ」だ。(川本)


九州医事新報社ではライター(編集職)を募集しています

九州初の地下鉄駅直結タワー|Brillia Tower西新 来場予約受付中

九州医事新報社ブログ

読者アンケートにご協力ください

バングラデシュに看護学校を建てるプロジェクト

人体にも環境にも優しい天然素材で作られた枕で快適な眠りを。100%天然素材のラテックス枕NEMCA

暮らし継がれる家|三井ホーム

一般社団法人メディワーククリエイト

日本赤十字社

全国骨髄バンク推進連絡協議会

今月の1冊

編集担当者が毎月オススメの書籍を紹介していくコーナーです。

【今月の1冊, 今月の一冊】
イメージ:今月の1冊 - 88. AI vs. 教科書が読めない 子どもたち

Twitter


ページ上部へ戻る