学会長の岡留健一郎・福岡県済生会福岡総合病院長が語る第67回済生会学会・平成26年度済生会総会

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2月14、15日に39年ぶりの福岡開催

 第67回済生会学会・平成26年度済生会総会が2月14日(土)と15日(日)、福岡国際会議場、福岡サンパレス(ともに福岡市)を会場に開かれる。福岡県で開かれるのは1975(昭和50)年以来39年ぶり。学会長を務める岡留健一郎・福岡県済生会福岡総合病院院長に学会にかける思いを聞いた。

―学会・総会の狙いを聞かせてください。

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岡留健一郎学会長と、福岡県済生会福岡総合病院内に飾られた2011 年5月の創立100 周年記念式典時の「天皇陛下おことば」( 額内の上)と総裁奉答(同下)。

 済生会には103年の歴史があります。全国で79の病院、121の老人福祉施設、51の訪問看護ステーションなど計371施設あり、職員数は約5万6千人に上ります。

 学会はこの医療・福祉の分野で働いている色々な職種の人たちが集まる学術総会として毎年1回開かれています。

 学会の後には総裁の秋篠宮殿下をお招きして式典を開き、勤続表彰などもします。全国規模の社会福祉法人で、みんなが一堂に会して横のつながりを強くするというのは非常に有意義なことです。

―今回の特徴は。

 メインテーマは「済生会の使命と新たな創造〜医療と福祉の融合」としました。私たちの社会福祉法人は非営利組織ですから、そこに何か意義と使命がないといけません。日々の忙しさに追われて自分たちのミッションを忘れがちですが、一番の特徴である「医療と福祉の融合」をもう1度確認しようというのが今回の学会です。

 済生会には3つの大きな事業があります。1つは生活困窮者への支援。2つ目は地域医療への貢献。3つ目が今回のテーマにも掲げた医療と福祉の融合です。

 日本で最初にソーシャルワーカーの役割をする職員を置いたのは済生会で、それぐらい昔から医療と福祉の融合をやってきています。今、2025年モデルと言われていますが、済生会にとっては事業の延長線上に位置づけられる非常に時機を得た国の方針なんですね。医療と福祉の切れ目のない融合というのは地域包括ケアシステムの中心であり、これからますます大事になっていくと考えています。

―プログラムは。

 基調講演は炭谷茂理事長に「激動する社会、済生会の使命と発展の方向を考える」という題でお話しいただきます。

 シンポジウムは第四次基本問題委員会報告の中から「人材育成」、「医療・福祉サービスの提供」、「医療安全」の3つを取り上げました。

 人材育成の重要性は私も常々言ってきています。組織というのは人に懸かっていると思うんですね。中でも重要だと考えているのが中間管理職の働きです。私がリーダーと呼んでいる診療各科や看護部、薬剤部、栄養部などの部長課長などの中間管理職はチーム医療の中心であると同時に各部門を活性化して部門内の人材を育成していく役割もあります。彼らのアクティビティが病院全体の経営やマネジメントに大きく影響します。ですから、組織が大きくなればなるほど人材の確保と育成が大事になってくると思います。

 医療安全も非常に重要です。インシデントはゼロにはなりませんが、それを限りなくゼロに近づけるためにはどうしたらいいかということを話し合い、知恵を絞りたいと思います。規模や役割の違う施設同士だからこそ多様性があって、意義があると思います。

 それ以外に本部の予算で進めている医学福祉共同研究の発表やランチョンセミナー、検査部門や薬剤部門などの分野ごとに分かれてディスカッションできる場も設けています。

―最後に意気込みをお願いします。

 今回の学会は応募演題数が例年以上に多く、口演が176、ポスターが354も集まっています。フグや水炊きなど冬の福岡の食の魅力もあって、参加者は3千人近くなるのではないでしょうか。

 私たちは日本最大の医療福祉団体、社会福祉法人ですから、それに見合うよう医療と福祉の向上発展に役に立つ学会にしたいと思います。

 大きなテーマではありますが、参加した人たちがビジョンを持って、明日を担っていくいう使命感を肌で感じて帰ってくれたらいいですね。


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