仕事と治療が両立できる社会に

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《福岡がん患者団体ネットワーク》 がん・バッテン・元気隊 代表 波多江伸子

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 月に一度、「元気隊がんサロン」を開いています。

 がんサロンは登録も年会費も不要。ふらっと参加して同病の仲間とおしゃべりを楽しめるという気軽さが人気です。スタッフは、ピアサポートとサロン運営の研修を終えたがん体験者です。最近、そのサロンでよく話題に上るのが、がんと就労問題。

 先日、東北の或る市で、現職の市長が咽頭がんの手術後、人工声帯を使用して職務に復帰したところ、市議会の一部から「人工声帯で仕事ができるのか?」という趣旨の辞職勧告案が出されたとのこと。市議会としては辞職勧告案提出そのものを否決しましたが、このニュースに全国から大ブーイングが起こりました。

 手術の後遺症で声が出なくなった市長はどれだけ悩んで職場復帰されたか、私たち患者体験者はよく分かります。

 働き盛りの世代が罹患しやすい乳がんや子宮頸がんの患者は、仕事を続けるべきか辞めるべきか、辞めても新しい職場が見つかるか、子供の教育費や自分の治療費など経済的な問題の悩みも深いのです。私たちの調査では、福岡県のがん患者(特にパートの女性患者)は、がんと告知された段階で、誰にも相談しないで自分から退職を申し出る傾向があることが分かりました。「職場に迷惑をかけるから」「体力的に無理だと思うから」という理由のようですが、早まって辞表を出さないでほしい。今、九州がんセンターとハローワークが協同して、モデル的にがん患者の就労支援に乗り出しています。今年はがん患者が職場復帰するためのプログラムが整備されることを願っています。


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