NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」に続いて、吉田松陰と松下村塾に集まった若き志士を描いた「花燃ゆ」が1月4日から放映されている。女性の目線で維新前夜を見るという設定が興味深い。
同じくNHK連続テレビ小説「マッサン」の主人公は日本初のピュアモルト・ウイスキーを作った実在の人物がモデル。広島県竹原市の出身で、「日本のウイスキーの父」と称されているそうだ。
吉田松陰といえば「講孟箚記=こうもうさっき」がある。故郷萩の野山獄で同囚の人たちに孟子の講義を始め、藩が書きとめたもの。
九州あるいは中国地方が日本近代の歴史の上で果たした役割は大きい。四国にも坂本龍馬をはじめ数多くの偉人がいる。
これからの日本が、政治でも経済でも、あるいは平和や外交で、これまで経験したことのない新しい曲面を迎えていると見る人は多い。
郷土を思う気持ちが時代を変えてきたのなら、それに倣えばいい。中四国そして九州に暮らす私たちは、もっと郷土のことを思えばいい。