福岡市博多区の福岡県医師会館で11月15日、福岡県医師会の医療モニター制度「メディペチャ!」福岡ブロックの第3回が行なわれ、10人の医療モニターが参加した。
これは医師と市民(医療モニター)が医療について意見交換をする催し。2003年から始まり、北九州、福岡、筑豊、筑後で毎年3ずつ回行なわれている。福岡地区で参加した医師は、県医師会の半井都枝子理事、宗像医師会の塩谷眞子副会長、福岡市医師会の松尾圭三常任理事の3人。
「患者は医師にどの程度の説明を求めるべきか」という話題や、日本と英国のかかりつけ医の違いが話されたほか、「ジェネリック医薬品は先発品と比べて効かないとマスコミは言うが実際はどうか」という質問があった。高齢の参加者たちは、自身や家族の医療費の安さが、国の財政を圧迫していると言い「高齢者の医療費は応納負担の方が良い」という考えを示した。そのほか、小児科を中心としたコンビニ受診をなくすべきという意見や、「治療よりも予防のほうが重要だと思うが、行政ではうまくやれない。医師会がもっと協力してあげて」という要望が出された。