福岡県医師会によると、近年接骨院・整骨院の違法広告が全国的に増えているという。医師会では実際の違法な新聞広告を報道陣に示し理解を求めた。単に柔道整復師法の広告の制限に抵触するものだけでなく、「診療」を行ない「診断書」が書けるとしているものもあった。
また、不正請求で処分を受ける柔道整復師の数が年々増えているという、保険会社製作の資料が提示された。資料によると、白紙の療養費支給申請書に先にサインをさせ、架空・付増請求や無資格者による施術の請求が行なわれているという。本来保険適用が効かない肩こりや腰痛へのマッサージを、肩や腰のねんざ治療 として療養費を請求したものも多く、国の医療費を圧迫しているとのこと。「市民は申請書の内容を確認した上でサインし、必ず領収書をもらってほしい」と大木實常任理事。