ふくおか在宅ホスピスをすすめる会は福岡県の委託事業として、受講者30人を対象に在宅ホスピスボランティア養成講座を開く。内容は、9月27日から12月6日までに5回の講義と、来年1月から3月までに2回の現地実習。全講義を受講すると修了書とボランティア手帳が交付される。
講師は次の通り。
深堀邦枝(福岡ホスピスの会)、平野頼子(緩和ケア支援センターコミュニティ理事長)、冨岡郁雄(日本ソーシャルコーチ協会代表理事)、佐伯祥吾(早良病院リハビリテーション部理学療法士)、二ノ坂保喜(にのさかクリニック院長)、杉原知佳(三浦・奥田法律事務所弁護士)、金崎美穂(にのさかクリニック緩和ケア認定看護師)、稲津佳世子(診療内科医)。またホスピスボランティアの会「手と手」の体験発表や交流会、介護実習もある。
ひとりで家で死ねますか
「がんや認知症になっても、たとえ一人っきりでも家で死にたい」...それは可能か。
九州大学西新プラザで10月4日午後2時から5時半まで、福岡緩和ケア研究会第14回年次大会がある。参加費2500円(前売り券2千円)。
基調講演は2つ。社会学者で東京大学名誉教授の上野千鶴子氏が「ひとりで家で死ねますか?」、医療法人聖徳会小笠原内科理事長で日本在宅ホスピス協会会長の小笠原文雄医師も「希望死・満足死・納得死」をテーマに講演する。鼎談では上野千鶴子、小笠原文雄、二ノ坂保喜にのさかクリニック院長が「在宅ひとり死の条件」について語り合う。申込みは福岡緩和ケア研究会のホームページから。