福岡市中央区のアクロス福岡シンフォニーホールで8月31日、福岡市医師会オーケストラの第2回定期演奏会が開催された。観客数は1,210人余り(主催者発表)。初回(昨年11月10日)は670人だった。
このオーケストラは、福岡市医師会の会員や医学生、その家族や医療関係者などで構成され、団員は現在70人。今回はそのうち60人と、30人のエキストラ、計90人で構成した。演奏曲はヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」序曲、ベートーベンのピアノ協奏曲第1番ハ長調、チャイコフスキーの交響曲第6番ロ短調「悲愴」の3曲。いずれも指揮は同オーケストラの音楽監督を担当している伊藤博仁氏。ピアノは、福岡大学の河田溥名誉教授が演奏した=写真。河田名誉教授の母は有名音楽家のレオ・シロタ門下生で、幼いころから著名な音楽家に教育を受けた。ハイデルベルグ大学生理学教室留学中にも、パイプオルガンを学んだという。
オーケストラ幹事長でビオラを演奏する南里月美医師は、「たくさんの方に来ていただき、嬉しく思っています。伊藤音楽監督の指導が良いので、団員の実力は日ごとに増しています。入団希望者も増えており、第3回の定期演奏会が楽しみです」と当紙記者に答えた。
次回演奏会は来年11月29日に同じ会場で開催される。