●AKEBONO NEWSと飛梅だより
1列目左:ワット隆子あけぼの会会長、1列目右:基調講演をした大野真司医師、2列目左:田中眞紀子医師、2列目右:黒木祥司医師、3列目左:九州大会でのクラシックコンサート、3列目右:閉会のあいさつをするあけぼの福岡の原芙美子副代表(右)と深野百合子代表(中)、司会の田川羊子さん
九州医事新報社にはいろんなニュースレターが来る。そのうちでいちばん派手なのが、黒とピンクだけを使った、あけぼの会(東京都目黒区)のAKEBONO NEWS。
2014年の夏号は、なんといっても清水千佳子国立がんセンター中央病院乳腺・腫瘍内科医の講演「誰に、いつ、どの薬をどう使うか」が圧巻。さらに今号は、ノーマ・コーネット・マレックという人の詩「最後だとわかっていたなら」(佐川睦訳)がすばらしく、読んで涙のこぼれた人もたくさんいるはず。
あけぼの福岡の「飛梅だより」は九州大会2014のニュースを中心に、母の日キャンペーンに参加した当紙記者の姿もちらり。総会報告や行事予定も載せて、会員をつなぐ役割を存分に果たしている。医師と患者の距離がこれほど近い患者会はそう多くはないだろう。
●患者の権利
NPO患者の権利オンブズマン(福岡市東区馬出)の「患者の権利7月20日号」は、今年3月に福岡市博多区で開催された、会田薫子東京大学死生学・応用倫理センター上廣講座特任准教授の、認知症の終末期医療を考える講演と、脳動脈瘤手術に関する苦情が目を引く。患者は62歳の女性で、その娘が相談者。
また、2013年度にオンブズマンに寄せられた苦情相談108件の内訳とアドバイス内容を分類している。内容は本紙で順次紹介していく。
なお「患者の権利宣言」30周年記念のシンポジウムを11月1日に福岡で開催する予定だという。
●Milon
NPOバングラデシュと手をつなぐ会の広報誌。今号は6月の訪問記を軸に、現地に建設中の看護学校の様子や今後の活動予定、早良地域のイベントも紹介している。寄稿は原口勝医師、二ノ坂保喜医師、河村富美子看護師、谷口和子看護師など。
次のバングラデシュ訪問は8月22日〜9月2日で、費用は1人13万円の予定。問い合せは西新事務所TEL:092-844-1369まで。会報名のミロンはベンガル語で、ひとつになる、手をつなぐ、という意味。
●ぱとす
熊本総合病院の病院便り。仕事と職場を磨くことで八代の発展につなげたいとの島田信也院長の思いが垣間見える。2014年夏号のあいさつでも「プライドが持てる街創りを放棄してはならない」と訴え、「公に一肌脱ぎたい」と結んでいる。