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大分大学医学部 呼吸器・感染症内科学講座 教授・附属病院 呼吸器内科/感染制御部  門田 淳一

 1981 年長崎大医学部卒。86 年米国デューク大留学。90 年長崎原爆病院、2001 年大分医大講師、02 年同大助教授を経て08 年より現職。
日本呼吸器学会「医療ケア関連肺炎診療ガイドライン作成に関する委員会」委員、日本感染症学会理事。

 「どの道に進もうかと悩んでいる先生がいらっしゃったら、どーんと私の胸に飛び込んでいただければ、立派な内科医、優れた臨床医に育てると約束したい」。

 大分大学医学部総合内科学第二講座(現呼吸器・感染症内科学講座)が2012年1月に作成したDVDの冒頭で、門田淳一教授はそう言い切る。モダンジャズがバックに流れ、非常にリズムがいい。

 テーマは「ローカル アンド グローバル」。疾患をきちんと診ることで、国際的にも評価ができるデータが出て、地域医療が国際化につながると言う。呼吸器内科の魅力を全面に出し、編集が小気味よい。ネットでも配信されているのでぜひ一見を。

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大分大学医学部 呼吸器・感染症内科学講座 教授・附属病院 呼吸器内科/感染制御部  門田 淳一

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大分大学医学部総合内科学第二講座(現呼吸器・感染症内科学講座)が2012年1月に作成したDVD。モダンジャズがバックに流れ、非常にリズムがいい。

―なぜ医者の道に。

 小学6年生のころ、将来は医者になって癌を治すんだと言っていたそうですが覚えていません。母方の遠い親戚に軍医がいて、戦地で亡くなったと聞いていたので、それが動機になったのかもしれません。

 出身は高知県で、長崎大学に進みましたが、長崎の人は、豪傑で頑固な土佐のいごっそうと違って、いろんな人を受け入れる度量の広さを感じました。古くから外国との交流が盛んだったからでしょうね。

―年齢によって医療への認識は変化しますか。

 この歳になって思うのは、医療は結局、最後まで患者さんに寄り添うことではないかと思うようになりました。医学の進歩でいろんな治療ができるようになり、私も若いころは患者さんを治してあげようと頑張ってきました。でも人はいずれ死ぬものです。その時に苦しまず、安らかな最期を迎えられるよう、特に超高齢社会では寄り添うことがいっそう大切になってきます。

―最近の学生に思うことは。

 めずらしいものや興味のあるものには飛びつきますが、じっくり取り組まなければならないことは苦手なようです。

 私が学生に常々言っているのは、2〜3年先を見るよりも、50歳、60歳になった時の自分の医師像を思い描いてほしいということです。そのころ技術は格段に進み、それに自分は追いつきにくくなってる。その時になお、人々から「あの先生に」と慕われるかどうか。それが、ひいては患者さんの幸不幸を決めていると思います。

 名医になれなくとも良医にはなれます。私自身も今の職を定年退職したあとも、一医師として大分の医療に貢献したいと思っています。

―呼吸器内科の魅力は。

 内科学の基本を網羅している点でしょうか。

 呼吸器領域は循環器、腎臓などの生命に直結する臓器の疾患を合併していることが多いため、これらの疾患の研修もでき、また感染症や腫瘍など臓器横断的な医療にも積極的に取り組んでいますから内科医に必要な幅広い研修ができ、当科の呼吸器領域の研修をマスターすれば高齢社会における総合内科医として充分な実力がつくと思っています。それが一番の特徴です。

 大学病院といえども地域医療に大きな関わりを持たざるを得なくなっています。肺にはいろんな症状が出やすいので、疾病を早期に見つけるために、地域に呼吸器疾患の知識のある内科医あるいは呼吸器内科のクリニックが多くあったほうがいいでしょう。

 でも呼吸器内科の専門医は全国に5千人くらいしかいません。最近はもう少し増えていると思いますが、地方都市では大学を含めて呼吸器を診られる医師は少なく、大分大学でも、県内のいろんな病院から要望がありますが、それになかなか応えられないのが現状です。

―なぜ少ないのですか。

 他の科よりも疾患が多様性で、いろんな知識も必要とされ、それらをどう組み合わせて解決法を見つけていくかという、イメージ力も求められます。その深さこそが魅力でもあるのですが、それを会得するまでに時間がかかるんです。

研究棟近くにあるヒポクラテスの木

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 大分大学医学部研究棟の近くにあるヒポクラテスの木。インタビューの前に、場所を学生に教えてもらった。

 「呼吸器内科の時松一成先生がネットに詳しく書いていますよ」と門田教授。

 それによると、1995年にギリシャ協会がコス島から導入した苗木をもらい受け、2010年にこの場所に植樹したものが昨年枯れてしまったため、医学教育のシンボルであるヒポクラテスの木を再び医学部に植樹しようと、看護学科の島田教授を中心とした有志の働きかけで、京都の製薬会社が保有していた分株を譲り受けることができたという。


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