―事務所での一日を教えてください
田中 司法書士に合格したのが昨年で、それまではここで事務をしていました。
朝9時に出勤して、不動産の契約、登記には司法書士が立ち会う必要があるので、その事前準備や銀行とのやり取りなどをおもにしています。
―今後の抱負は。
田中 司法書士に合格して、ようやく事務所に恩返しができるようになりました。
笠井恒秀先生( 53=笠井司法書士事務所代表・司法書士)はベテランなので、案件に冷静に対処できます。私は「何でもやります、がんばります」と熱いタイプなので、2人の温度差がちょうどいいと感じています。代表が後ろで見守っていてくれるので、安心して挑戦ができると思っています。
司法書士は「街の法律家」と呼ばれて、私はそこに最大の魅力を感じ、司法書士になりました。
―互いの印象について。
笠井 田中さんはとても明るく、前向きな性格ですね。新規の案件が来ると「やらせてください」と自分から積極的に取り組んでくれます。知らない分野でも物怖じせず、若者らしくチャレンジング精神が旺盛です。
田中 代表は、とても頼りになる存在です。キャリアがあるので、代表に従っていれば間違いがないという安心感があります。尊敬できる先輩というよりも、お父さんのような存在です。
―司法書士はどんな仕事をするのですか。
笠井 大まかに言えば、所有権移転に伴う土地や建物の名義変更、債権の回収、成年後見人、相続関係を扱っています。
近年、医療者にとって、医業未集金の回収が深刻な悩みです。日々の業務に追われながら、未収金の回収も行なうのはむつかしいのが現状だと思いますので、司法書士に相談することをおすすめします。
その理由は以下の3つです。まず外部委託することで本来の業務に集中できます。次に回収業務は弁護士にも相談できますが、費用が相対的に高額なので、対応費用によっては費用倒れの可能性があります。また少額事件の受託を回避する傾向もあります。司法書士なら、1件あたり140万円以下に限り対応が可能という制限がありますが、費用も相対的に低額です。
そして、医業未収金には3年間の時効がありますから、後回しにせず早期に対応することがポイントです。
財産や法律、相続など、気軽に電話をいただければ何でも相談にのりますし、どこに相談すればいいかのアドバイスもできます。
笠井司法書士事務所=福岡市中央区大名2丁目11番13号 古河大名ビル5階 TEL:092-731-7300