九州がんセンターに米国からモンスター

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導入費7億2 千万円

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右から、テープカットに臨む扇玲子看護部長、奥島一洋画像診断科医長、岡村院長、國武放射線治療科医長、金城睦男診療放射線科技師長(当時)

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職員やメディアに説明する國武放射線治療科医長(3月15日)

 九州がんセンター(岡村健院長=福岡市南区)の創立記念日にあたる3月15日、「高精度放射線治療センター」の開所式が行なわれた。

 同センターではバリアン社(米国カリフォルニア州バロアルト市)の高精度放射線治療装置トゥルービームを7億2千万円で導入し、3月3日から頭頸部がんの患者に対し治療を開始している。

 九州がんセンターによると、この装置は九州で初めての導入だが、世界各地では数千台が稼働しており「実績数が装置の優位性」とのこと。さまざまな機能があり、その複雑な操作を安全に行なえるナビゲーションシステムで管理している。また、カーボン製ベッドにも、患者を固定し照準制度をあげる工夫があるという。

 バリアン社によると操作自体も簡単で、医療者は患者の治療自体に集中することが可能とのことで、岡村院長は「他の追従を許さないモンスター、世界最強のマシン」と紹介する。

 國武直信放射線治療科医長によると「特に脳のほか、肺や肝臓など呼吸性の移動をする部位や前立腺癌に効果的。すべてのがんに対応し、ピンポイントの治療が可能。公的医療保険が適用されるのも患者さんに朗報だろう。大腸のように薄い部位は少し苦手。重粒子線と比べれば殺細胞効果で劣り、脊索腫(せきさくしゅ)や骨の腫瘍の治療では一歩譲る」と述べた。

 九州がんセンターは病院の新築建て替え中で、2台目の導入も検討中とのこと。

関連記事:「九州がんセンター創立記念日に高精度放射線治療センター開所」


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