三位一体のリウマチ診療【松山市】

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医療法人千寿会 道後温泉病院 理事長  大西 誠

1988 川崎医科大学卒 同大学附属病院内科 1990 兵庫医科大学附属病院第一内科 1991 大阪暁明館病院内科 1993 兵庫医科大学附属病院第一内科 1997 道後温泉病院内科部長 2009 同副理事長 2013 同理事長

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医療法人千寿会 道後温泉病院 理事長  大西 誠

 当院は昭和57年に開院しました。先代の理事長と院長に「温泉街で内科・整形外科・リハビリテーション科の三位一体でリウマチを診る」という構想があったのです。この体制で約30年やってきて、昨年4月に私が理事長に就任しました。今までの歴史を大切にしながら発展していこうと考えています。

 当院では、内科・整形外科・リハビリテーション科が協力して、一人の患者さんの治療方針を決定しています。

 他院にもリウマチセンターという名の専門施設はあると思いますが、当院の取り組みは他に類を見ないのではないかと思っています。

 内科に偏ることなく、「整形内科」ともいうべき体制です。「関節を診て、レントゲンも見て、整形外科の先生と協力して患者様の治療戦略を立てる」という流れです。

 当院にはリウマチ治療のサテライト外来もあります。それは元々、先代の理事長と院長が、身体の悪い状態で遠方から患者さんが通うのはいかがなものかという思いで、岡山・広島・高知と、それぞれのクリニックや病院に出向いて、その地域のリウマチ患者さんを診察していたのが始まりです。

 サテライト外来創設当時は、リウマチを専門に診る医師も少なく、治療も非常に難しい状況だったので、その地域で十分な治療が受けられない重症の患者さんをおもに診ていました。そこで治療が難しいと判断した場合は当院に入院していただき、治療するという形を構築してきました。一時期は県外の患者さんが入院患者さんの3割を占めていたこともあります。

 現在は抗リウマチ薬のメトトレキサートや生物学的製剤が出てきて重症の患者さんも地元の病院で治療が出来るようになりました。

 最近どういう患者さんが増えているかというと、人工関節に合併症が出て動きにくくなっている方や、高齢の方です。しかしトータルで言うと、リウマチ自体の手術は減っていますので、リウマチで入院される方は全体的に減ってきています。

 そのような状況の中、今後の方針としては、リウマチ診療の地域連携と、リハビリテーション部門の充実を掲げております。

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温泉街の病院で、周囲のホテルに紛れている印象。町の景観として違和感がない

 平成23年には、回復期リハビリテーション病棟を設けました。患者さんのADL(日常生活動作)の向上にともない「自宅に帰りやすくなる」、あるいは「後方施設に移る時に選択の幅が広がる」ということが出来るようにしていかなければならないと思っています。以前から病病連携・病診連携はスムーズだったのですが、回復期リハビリテーション病棟が出来てから、より一層連携が深くなってきました。

 病院の建物はホテルを改装したものです。大浴場は岩風呂温泉で、通常の病院ではあり得ないくらいの広さがあります。患者さんには喜ばれていますが、これについても考え直さないといけない時期にきています。不必要に広く、もう少し入りやすい形に変えた方が良いのではないかと思っています。また介護が必要な場合には、車いすのまま入浴できる浴場を作ることが必要だと考えています。

 当院の栄養管理科は、患者さんについて良く考えてくれています。入院されている人の中には、肘が悪くて口に手が届かない方や、お箸が持てない方など、様々な症状があります。一人一人に合わせて、一口サイズのおにぎりを出したり、よく噛めない人には食べ物を小刻みにしたり、麺類がいい人に対しては麺類を出すという具合です。面倒だと思いますが、良く頑張ってくれていると感じています。

 病院のロビーでは、毎日演奏会を行なっています。ピアノが演奏できる患者さんが都合のいい時は、病室から降りてきてピアノを弾き、それに合わせて他の患者さんがコーラスをしていて、交流の場となっています。

 ほかにも不定期ですが、ボランティアでフラダンスの先生が来たり、フルートの奏者が来たりして、ミニコンサートのようなものもやっています。

 俳句の会も、月1回開いているんですよ。


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