飛耳鳥目

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命と魂のコンサート

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 「払った分だけ受け取る」のは、人生全体に起こっていることかもしれない。

 2月1日、にのさかクリニック(早良区野芥)で開かれた「アイルランドの風」コンサートで、二人の女性が涙をはらはらとこぼしておられた。

 一人の方はもう歩けず、この日が最後の外出になりそうだという。好きな映画タイタニックの曲をリクエストし、アイルランド音楽奏者の守安功・雅子さん夫婦が即興演奏すると、目頭を押さえて「夫もアコーデオンを弾いていた。今日は来てよかった」と言われた。付き添った二人の娘さんもハンカチで目を押さえた。

 もう一人の女性はピンク色のニット帽をかぶり、ペルーの民謡「コンドルは飛んでいく」をリクエストされた。そして演奏が始まるや否や大量の涙をこぼされて、「コンドルみたいに大空を自由に飛びたい」と言われた。

 音楽の力は言葉よりも大きい。この日、2時間のあいだに奏でられた音楽は、参加者の心にくり返しくり返し、風のように吹き、波のように打ち寄せた。そして聴いていた100人はそれぞれ、これまでの人生で支払った分だけ受け取った。


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