福岡県精神保健福祉協会
福岡県精神保健福祉協会(神庭重信会長)は1月27日、精神科病院などで精神医療に従事している専門職の優れた研究に表彰状を授与した。
昨年11月に鹿児島市で開催された第59回九州精神医療学会で発表された253課題のうち福岡県の発表数は119課題で、そのうちから選ばれた。
この表彰制度は昭和53年度から、看護技術の向上に関する研究を対象に始まり、平成4年度から研究対象範囲を広げた。
表彰された研究グループと研究課題は次の通り。(敬称略)
- 福岡県立精神医療センター太宰府病院=武田浩子、宮本大輔、吉野小津恵、市原明徳、皆越美香、秋山勇=精神科急性期治療入院病棟における保護室共有空間/スタッフの意識調査から見えてきた方向性
- 見立病院東病棟=廣瀬信秀、春永修司=転倒評価チームの導入から得た効果/固定をはずして
- 筑水会病院B3病棟=濱武藍、永野孝、田中和範、田中賢一=「退院したらお薬やめてもいいですか?」/服薬アドヒアランス向上を目指して
- 不知火病院3病棟=原由里=認知機能評価からみえた作業療法プログラムの検討
- 八幡厚生病院看護部=井上愛子、坂井亜妃子、甲斐悠美=業務改善から見えてきたもの/離職率0をめざして
- のぞえ総合心療病院病棟ソーシャルワーカー=萩原加奈美=思春期患者を対象とした学習グループにおける「ホームルーム」の役割/勉強する場から語る場へ
- 牧病院慢性期治療病棟=江里口周朗、横山桂輔=長期にわたり強い投影同一化を用い対応困難であった患者への集団としてのスタッフの対応
- 飯塚記念病院精神科救急病棟=渡邉哲也、森山安子、畠中輝彦、粒崎一典、西園晋明、花村智子、平山隆司、丸山和樹、岸田静香=精神科救急病棟での心理教育における看護の役割/心理教育の担当看護師を担って
- 堤小倉病院2病棟=植松愛=安全対策/今、私たちにできること
- 筑後吉井こころホスピタルデイケアふきのとう=山口かおり=若年うつ病患者のリワーク・プログラム/短期間で目標達成するための初期介入の在り方について。