地域医療を担う医療人育成を目指す 綜合臨床研修センターの設置

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鹿児島大学病院長 熊本一朗

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鹿児島大学病院長 熊本一朗

 新年、明けましておめでとうございます。年頭に当たり、皆様にご挨拶申し上げます。

 鹿児島大学病院は昨年7月に新病棟(C棟)が竣工し、約半分の病床が12月28日に移転し、新年を迎えました。患者さんの居住環境の充実などを図り、眺望にも配慮した病室・デイルームの配置となっています。遠くは霧島連山、桜島、高隈山、開聞岳、眼下に錦江湾が望めます。新病棟は、地震に強い免震構造を採用し、屋上には県ドクターヘリ等の受け入れができるヘリポートができあがりました。

 また、鹿児島県地域医療再生基金により最上階の8階には、卒後研修医だけでなく県内すべての医療職の方々に研修の場を提供する拠点としての総合臨床研修センターを開設しました。臨床の場で修練を行うon the jobtraining だけでは、現在の多様で高度な医療技術を身に付けることが難しくなってきました。安全で効率よく修練するには、高度なシミュレータを備えた演習室が必要です。また、看護研修やチーム医療に不可欠な多職種による合同演習のために、実際と同じ造りの模擬病室も設置しました。綜合臨床研修センターの開所記念講演会には、聖路加国際メディカルセンターの日野原重明先生に「鹿児島における医療と医学教育の向かうべき新しい方向への提言」と題したご講演をいただきました。日野原先生は大変お元気で、講演会の翌日102歳の誕生日を迎えられました。

 今後の再開発整備計画では、次に新しくB棟を建築し、現在の東病棟と西病棟を壊して外来と病棟を併せ持つA棟を新築する全面的な改築計画に変更いたしました。このため病院再開発計画の完成は平成35年度と延期されますが、将来に向けて鹿児島大学病院の理念と使命を達成できるように新しい診療環境の整備を図る予定です。

 皆様のご多幸と、ご健勝を祈念し新年のご挨拶といたします。今年も何卒ご支援、ご協力の程お願い申し上げます。


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