判断基準は市民

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周南市立新南陽市民病院 院長 松谷 朗

1980 山口大学卒 1984 山口大学大学院医科研究科卒 1986 山口大学第三内科助手 1988 米国ワシントン大学医学部留学 1993 山口大学医学部第三内科講師 1997 同助教授 2001 山口大学大学院生体シグナル解析医学分子病態解析学助教授 2003 新南陽市民病院副院長 2009 周南市立新南陽市民病院院長
■日本内科学会認定医
■日本糖尿病学会専門医 研修指導医
■日本医師会認定産業医

市民にとって望ましい医療の実現

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糖尿病の啓発に力を入れていることも病院の特徴の一つで、院長を撮影したこの部屋では週に2回、市民向けの糖尿病教室が開かれている。現在専門医は院長を含め3人在籍。「糖尿病の研修施設で専門医も取得できるので、若い医師に来てほしい」とのこと。

 平成15年4月、2市2町が合併し、山口県周南市が誕生した。それにともない、3年前に新南陽市によって開設された新南陽市民病院は「周南市立新南陽市民病院」と改称した。

 翌年には入所60人通所40人の介護老人保健施設も併設された。施設内には訪問看護ステーション、指定居宅介護支援事業所もあり、周南市立新南陽保健センターとも隣接している。一帯は地域の医療・保険・福祉の拠点的な町だが、その中心として病院は機能している。

 18年度からは経営の効率化のため公設民営方式をとり、委託された㈶周南市医療公社(以後公社)が管理運営を行なっている。

 公設民営方式に移行した18年度以降、2年間は患者数が減少傾向にあったが、国が示した「公立病院改革ガイドライン」に基づき、病院の改革プランを作成して取り組んだ結果、21年度以降は増加に転じ、改革プランを上回る患者数を達成するに至ったという。病院管理者である松谷朗院長は「現場の医療者たちは数値目標を強く意識したわけではなく、あくまでも目安。良質な医療の提供に心を配った結果」だと話す。

 3年間経営は良好だったが、24年に整形外科医師1名が減員することになった。

 「当初は大幅な患者数の減少が予想されました。でも整形外科を中心に、他科の医師、コ・メディカル、事務職員と、病院全体の奮起で、落ち込むことはほとんどありませんでした。危機感を共有したからだと思います。職員一同には感謝しています」と院長。

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 しかし医師の確保が病院の主要課題であることにはかわりがない。現在は山口大学の関連病院であり、医師はほぼ同大学出身者で構成されている。公社は今後も引き続き同大学に派遣を依頼し、増員をしたいと考えている。

 「大学の医局も人手が足りないようです。将来的には他大学からの派遣や、周南市で働きたい医師の受け入れも視野に入れています。すでに診療科によっては、医局の了解を得て民間紹介業者を使って募集しています」とのこと。

 以前から用意は整えていたが、昨年よりDPC準備病院となった。市行政からの要請ではなく、公社による判断であるという。

 とはいえ、対象病院に転向するかどうかは未定。現在は地域の人口問題や高齢化率などを加味し、病院にDPCが必要かを判断している最中で、来年度も準備病院のまま運営する予定であるという。

 公社側は現状であれば移行は不要と考えているが、今後の医療制度の変革によっては、対象病院への転換も視野に入れている。「市民にとってどちらが望ましいかが、判断の基準です」と院長は語る。

 院長の趣味は、農作業、舟釣り、囲碁、将棋、麻雀、テニスなど。

 特に野球が好きで、院内にもチームがあり、ポジションは投手。近隣の4つ病院で開催する大会は、10年以上続いているそうだ。


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