福岡県看護学会が12月14日、東区馬出のナースプラザ福岡で開催され、学生を含めて1千人が参加した。主催は福岡県看護協会で13回目。
開会挨拶で花岡夏子会長は、「テーマを『未来に紡ぐ』としたのは、これまでの『原点』、『伝える』、『高める』、『究める』を継承してのこと。看護の役割はかつてなく大きく、多岐に渡っている」として同学会の成功に期待を寄せた。
特別講演で東京女子医科大学看護学部看護職生涯発達学の佐藤紀子教授が「看護師の臨床の『知』―その先の看護を変える気づき」と題し「看護師の臨床の知は、患者や家族との出会い、病棟、手術室、検査室などいたるところにある」と話した。
また独協医科大学越谷病院の浅香えみ子副看護部長をコーディネーターに、福岡大学病院の下川絹代看護師、北九州市立医療センターの栗田睦美緩和ケア認定看護師、久留米大学病院の内山道子看護師長が登壇、ジェネラリスト、スペシャリスト、看護管理者の立場からそれぞれ語り合った。